60才くらいの女性患者Hさん、去年の3月に脊柱管狭窄のため、手術をし入院1カ月。今は膝から下がしびれ、支えがないと立てない状態です。
山元先生は合谷診で、 右の合谷から、おでこの生え際、正中線よりやや右のA点に置鍼2本。
「どこが、しびれる?」
「足のウラ」
すると、先生はパイオネックスを、Hさんの手を取り母指球と合谷(手の甲で、親指と人差し指の間)の圧痛点にパイオネックスを6個貼りました。
「今度は、どう?」
「しびれてはいるけど、少し変わった・・・・先生、猫の肉球があるような感じ!」
「・・・・」
良く意味がわからない先生。
「ちょっと、立ってみて。」
支えがないとまだ立てないHさんです。頚椎に注射をして、
「これで、様子をみていきましょう。」
「・・・・・手術した後は、なかなか難しい・・・」
手術という大怪我の代償は、山元先生でも、とてつもなく大きいようです。