70才代の女性患者Aさん。側湾症で左腰痛が慢性化しています。普段はコルセットで痛みの抑制をしていますが、外すと右腰痛が出てきます。前回は、鍼を刺さない治療をしましたが、成果は出ませんでした。16戦全敗という誠に申し訳ない結果です。
そこで、京都で見つけた「足の腰痛点」を説明し、施術することになりました。
まず山元式新頭鍼療法(YNSA)で5本の置鍼。
Aさんの腰痛は左。左足ウラにある小指側の圧痛点を探り、一番痛い個所に鍼を刺して雀啄(ジャクタクという手技・・・ツンツンと突きます)。
「ゆっくりと起き上がって、腰をチェックしてみてください。」
「・・・・・・痛みが、少なくなってる・・・」
「来た時が10で、全く痛ないのが0としたらいくつぐらいですか?」
「5くらいです。」
ほぼ初めて(前回も軽減しました)、痛みが少なくなりました。そこで、今度は置鍼をすることにしました。足ウラに3カ所圧痛点を見つけ、鍼を刺して30分ほど休んでいただきました。
「はい~~ゆっくり起き上がって、また、腰チェック。」
「・・・・痛ない・・・今のところ・・・」
今のところでは、ありますが痛みは、消えました。
「次回の治療・・・楽しみです。」
と、ニコニコ顔で帰られるAさんでした。