30才代の男性患者Cさん、3カ月ぶりの来院です。
背中から腰にかけて強い張りがあり、右膝前十字靭帯損傷で、20才代に手術したところに膝痛があります。
山元式新頭鍼療法(YNSA)の合谷診(親指と人差し指の間のコリを触診する手技)で、丁寧に診ていくと、右膝に対応するオデコのH点と呼ばれる生え際付近に、痛みが集中しています。一本置鍼するたびにに、チェックしてもらいます。
「Cさん、どうですか~?」
「何ですか・・・これ?膝が軽なってるんですけど・・・」
「おもしろいでしょ~~」
「Cさん、今度はどうですか?」
「・・・正座できなかったんですけど・・・・出来るような気がする・・・・・出来た!」
「ほんとだ、凄い!・・・・・じゃ今度は、ベッドの方に行っていただいて、仰向けになっていただきます。」
仰向けになったCさんの足ウラに鍼を置鍼します。
京都出張治療中に見つけた「腰痛点」と、最近見つけた「膝痛点」を、左右に合計9本。
「先生、今の鍼・・・腰でしょう!」
「そう!」
「腰にど~んと来て、ゆるんでいくのが分かる!」
「・・・・・今度は、膝に来た。膝から下だけ、鳥肌が立った・・・・・」
Cさんは、感覚を素早く的確に言葉にしてくれます。
後は、ゆっくりJ-POP の曲を聴きながらゆっくりしてもらいます。
腰もゆるみ、膝も軽くなったCさん、可愛い息子さんとルンルンで帰られました❣️