4カ月以上通院していない60才代男性患者Aさん、久々に来院されました。
最近の治療は、山元式新頭鍼療法(YNSA)を中心に行っているため、Aさんにとっては、初体験となります。
書家のAさんは、大作の制作に中腰の姿勢を強いられます。
そのため、慢性腰痛に悩まされており、今はイスに座っていても痛いそうです。
まずは、合谷診(親指と人差し指の間の中手骨の際のコリを診て、頭に置鍼します)。
Cさんは、頭に鍼を刺すたびに、合谷のコリがゆるんでいきます。
「どしたん、ゆるんでしまうげ~」
「おもしろいでしょ~~」
「う~~ん・・・不思議じゃの、ほじゃけん、ワシャ東洋医学が好きなんよ!」
頭に13本置鍼し、ベッドに移動してもらいます。
今は、明るい待合室で、座ったまま頭に鍼を刺し、奥の治療室でゆっくり休んでもらう治療法になっています。
「Cさん、足ウラに刺しますよ~~」
「お任せするけん、なんでもしてや。」
丁寧にコリを見つけ、刺入角度を決め刺していきます。左右の足ウラに合計9本。
「腰がゆるんで来よるんが、分からい。膝も効いとる・・・・不思議じゃの~~」
後は、ゆっくり休んでいただくだけです。
以前の治療法は、腰痛の場合、太ももの内側、ふくらはぎの圧痛点などに置鍼していたのですが、特別なことがない限り、今ではしていません。
山元式新頭鍼療法の創始者、山元敏勝先生にお会いしてから、もっと自由に伸び伸びと治療出来ています。本物との出会いが私を変えてくれました。ただただ、感謝しかありません。
「今までで、一番効いたわい、こやって座っとても、いっちょも(全然)腰が痛ないげ~」
嬉しいお言葉ありがとうございます!