2015年、選抜高校野球大会21世紀枠で、愛媛県立松山東高校が出場しました。そのチームのエースピッチャーでクリーンナップを打っていたのが、亀岡優樹選手(3年)。
初戦の二松学舎大付属高校は、大江竜聖投手(現、読売ジャイアンツ)用する強豪校。このチームに5対4で勝利し、2回戦は準優勝高校となった東海大四高と8回表までは、2対0とリード。しかし8回ウラに3点入れられ、逆転負け。
私を含めOBの応援が、凄まじく「緑の大応援団」と随分話題になりました。
この2試合の立役者、亀岡優樹選手が先日、地元のテレビ番組で特集されました。
亀岡選手は、現在愛媛大学4年生なので、本来なら春の大会で野球部をやめ、就職活動に専念するはずなのですが、4年生でただ一人野球部に在籍し、秋の全国大会出場を目指しています。
その理由は、3年の夏のクリーニング手術(肘)による長期間のブランク。
亀岡選手が、当院で治療を受けたのは、2年生の冬。
この時点で、一年間近く、肘に痛みを感じていたのですから・・・相当無理をしています。
地方の野球名門校ではない大学、しかも国立大学となると、選手層が厚いとは、とても言えません。その中で亀岡投手の肘にかかる負担は、想像を絶します。
高校野球での球数制限が話題になっている今、大学野球も同様に話題にしていく必要があるようです。
亀岡選手、あまり無理しないでね~