造園業をされている70才代の男性患者Bさん。
右手の人差し指、中指、薬指(第2、3、4指)に痛みがあり、伸ばしたり握ったりが、やりづらい状態です。この様に、局所が単独で痛い場合は、真っ先にその対応をします。
まず、C点という正中線から右に4.5cm右の生え際から1cmほど内側に斜め45°入ったあたりの圧痛点に3本置鍼。
その後、右足の指(第2、3、4趾)をチェック。ややムラサキ色で、異常に緊張しています。軽くつまんでみると、
「あ痛った!・・・今までで、一番痛い。」
Bさん一瞬にして苦痛の表情となります。特に、第3趾は棒の様にピーンと立っています。第3趾に対応する右手の中指(第3指)の第1関節が、Bさんの最も痛いところです。
カラダは正直で、最も痛い右手の中指と、それに対応する右足の第3趾が、形状がいびつで、最も痛くなっています。
Bさんに圧痛点を触りながら説明すると、痛い表情と理解できた嬉しさで、痛がりながらニッコリ笑顔で応じてくれます。足の指圧痛点に、パイオネックス(円皮鍼)を貼って本日は終了。
「先生、指がよく動くし、楽になりました。」
こちらもニッコリ笑顔になりました。