鍼が嫌いなのに鍼灸院に来てしまった40才代の女性患者Aさんの続報です。今日は、左の肩コリがひどいそうです。鍼を使わない治療を行います。
山元式新頭鍼療法(YNSA)を導入しながら・・・と思い、鍼を刺す代わりに指先をAさんのオデコに置き、4~5分経過。
肘の内側が、柔らかくなっているはずです・・・・が、硬くて触れると痛みもあるそうです。
もう一度、やっても変わりません・・・こういう時は、あきらめます。
座ったままの姿勢が、やや緊張を呼ぶのかもしれません。ベッドに移動してもらい一番楽な姿勢になってもらいます。
「うつ伏せが楽です。」
Aさんの左肩、確かに大きなコリがあります。
仙骨⇄肩甲骨の関係で、バランスを取っているので、左肩コリがあると、左仙骨の近くに必ず圧痛点があります。
「痛い!」
仙骨中央部ある圧痛点に軽く中指を置きます。
「Aさん、カラダに変化が出てきたら、教えて下さい。眠くなったら眠って下さいね~」
仙骨周辺の圧痛点を探し、5~6分おきに指の位置を変えていきます。
「Aさん、肩こりどうですか?」
「楽です・・・いい感じです。」
こうなってくると、気が付いたところに指を置いていき、全身が緩むようにしていきます。
Aさんのお尻がトンガっていたのですが、徐々に緩み柔らかいおもちの様になりました。
この時点で、終了。
この治療法、Aさん気に入っておられます。
「気持ち良かった!」
と、笑顔で帰られました。