胸部ソマトトープ(小さな人型)が効いた

4カ月前から通院の50才代男性患者Bさん。病院では、頸椎症と診断されました。右肩が上がらず困っていたのですが、治療を続け良くなったり、元に戻ったりを繰り返しながら徐々に改善されました。

前回の治療後、2~3日は調子が良かったのですが、それ以降左右大胸筋の肩鎖関節付近が痛くて、早く腕を上げる事が出来ません(ゆっくりなら、上がります)。早く腕を上げると、肩全体が痛くなるそうです。4カ月前の全く上がらない状態から比べると、良くなっているのですが、このように波があります。

上腕診

左:頸椎、腰椎、大脳

右:腰椎

左に3本置鍼で、全て圧痛点が消えました(基礎治療終了、自律神経改善が見込まれます)

今回は、Bさんの胸骨に焦点を絞ることにしました。Bさんの胸骨は異常に膨隆している個所があり、気にしていました。そこで、Bさんにもテキストの胸部ソマトトープ(小さな人型)をしっかり見てもらい胸骨が大切なことを理解してもらいました。

「痛いいい!」

やはり、圧痛点があります。胸骨を体幹とみなすと、左右大胸筋の肩鎖関節付近は、胸骨のどこに当たるか見当がつきます。そこが、治療点のはずです。

「Bさん、どう?」

「・・・・うん、こりゃ効いた・・・・どの方向に腕動かしても、全然痛ない‼️」

ニコニコ顔のBさんを見ていると、こちらもニコニコの3倍。

こんなに嬉しいことはありません。3本置鍼して治療は終了です。これで、ゆっくり奥のベッドで休めば・・・・と思っていたのですが、

「ワシ、ここで休んでええ?この石の上を歩きたいんよ・・・・」

待合室と治療室が一緒の空間に、人工芝を置きその上に陶石を置いています。カラダを動かすことが大好きなBさんは、陶石を歩いて、足ウラ刺激を楽しみたいようです。その後は、ベンチに座り世間話に花が咲いて、あっという間に30分が経ちました。

鍼を抜いたあとに、パイオネックス(円皮鍼)を3ケ貼り、明日以降の状態を、次回に教えてもらう事としました。長くもちますように~~❣️