90才代の女性患者Aさん、
「1週間前に転んで、手と膝を打ったんですけど、今は、大丈夫・・・まだまだ、回復する力があるんやね~と、思ってます。」
「それは、すごいですね。」
散歩を日課にして、常に動いておられるAさんの生き方は、素晴らしいと思います。
今回は、特に痛いところはないので、全身のバランスを良くする治療となります。Aさんは、鍼が嫌いなので指を軽く触れるだけです。
上腕診
左:胸椎、腰椎、脳幹
右:脳幹
鍼を刺すべきところに、軽く指を触れること7~8分。その結果、圧痛点があるのが下記です。
上腕診
左:腰椎
右:なし
「お腹から上が暖かくなって気持ちいい、雲の上にいる様な感じ。」
首診
左:腎、膀胱、肝、胆、心包、大腸、三焦、胃、小腸、肺
右:腎、膀胱、大腸、三焦、肺
上記で最も痛みがあった腎に当たる個所に軽く指を触れること7~8分。その結果、圧痛点があるのは下記です。
首診
左:腎、大腸、肺
右:腎、膀胱、三焦
「このままスーッと死んでしまいたい。」
「いや、いや・・・・・(そんなことになったら、大変!)」
「体温とおなじ水にぷか~と、浮いているような感じです・・・足先まで暖かくなりました。」
腎のツボの流れは、湧泉(ゆうせん)という足ウラから始まります。その為、足先が暖かくなったのだと思います。
山元式新頭鍼療法の懐(ふところ)の大きさを改めて感じました。