冬になって、ギックリ腰の患者さんが、増えている気がします。
先日、京都出張治療中に、50才代の愛媛の患者Bさんからギックリ腰になったため治療予約の電話がありました。残念ながら治療は出来ず、Bさんは、その日に病院に行き、ブロック注射と飲み薬の治療をうけ、腰が痛いなりに動けるようになりました。
「とにかく、今までで一番ひどい腰痛じゃった。あぐらも掛けんし、横になって寝ることも出来んので、イスで寝たんよ。」
こんな状態から3日後の今日、Bさんが来院されました。
最初の頃は左右の腰が同じように痛かったのですが、今は右側が痛いそうです。
しかし、上腕診(肘の内側の横紋の触診)では、左胸椎と左腰痛に反応がありました。こんな時は、右腰が痛くても、左腰狙(ねら)いで、左側頭部の胸椎、腰椎治療点に置鍼します。
その後、右側頭部に置鍼。左右合計で11本の置鍼でした。これが、かなり効いたようです。
「・・・うん・・・結構、効いとる。あんまり痛ない。」
次に、右肘外側の圧痛点に2本置鍼。そして、外果治療点という、外くるぶしの圧痛点にパイオネックスを4個ずつ、左右に8個貼り、最後に足ウラの腰痛に効くポイントに置鍼して、ゆっくり30分ベッドで休んでもらいます。
「だいたい、ベッドで横になれんかったのに、こやって仰向けになれるんじゃけん・・・これは、ようなっとる。」
30分経って、
「全然、痛ない・・・・・これじゃったら、明日から仕事が出来らい❗️」
明日の朝が、痛くないのを祈るだけです。