あきらめなければなければ、痛みも、麻痺も、必ず治る抜粋11

あきらめなければ、痛みも、麻痺も、必ず治る!抜粋11

『同時に、さまざまな効果を生むYNSA 

私のところには、椎間板ヘルニアや圧迫骨折などの強い痛みでみえる患者さんも多くおられます。針を刺した直後に、痛みがピタッとおさまり、歩いて帰られるということも少なくありません。1回の治療でおさまってしまうこともあります。

YNSAは、飛び出した軟骨をもとにもどしたり、骨を補強する手術のように、その場で根本をなおすものではありません。

また、針には、痛みを止める働きがありますが、単に痛みを止めるだけであれば、ある一定の時間が過ぎると、また痛みは現れてしまいます。

しかし、その後も痛みがおさまり、回復するのはなぜか。

それは、YNSAの針には、同時にさまざまな効果を生む働きがあるからです。

痛みは、血流が悪くなることによっても起こります。痛みが起こると筋肉はさらに緊張することで硬くなり、さらに血流が悪くなると言う悪循環が起こるのです。

YNSAの点への針の刺激は、痛みを止めている間に、硬くなった筋肉を緩めることによって血流をよくし、この痛みの悪循環を断ち切ります。

また、痛みを起こしたり、痛みを記憶したりする脳の機能に働きかけていることもあります。

さらには免疫力や自己治癒力の力を高めて、椎間板や骨そのものまたその周りの筋肉などに、大きく働きかけていることも考えられます。

YNSA は、症状にかかわるさまざまな臓器の機能を高めて、体が持つ改善の力を大きくサポートしているのです。』

YNSAの首診では、内臓の診断をします。例えば、肩と首の境目(僧帽筋の首側)に大腸点があります。この点に圧痛があれば、側頭部の大腸治療点にも圧痛があります。この側頭部に置鍼をすると、肩と首の境目が、一気に柔らかくなり圧痛点がなくなります。

この時、肩周辺の血流がよくなり、周辺の筋肉がほぐれます。患者さんには、置鍼したまま30分以上休んでいただきます。この時、脳や大腸などの臓器の機能を高めているのだと思います。この治療を継続することで、免疫力や自己治癒力を高めていくのでしょう。