階段から落下して、右手首を骨折し、手術を1カ月前にした女性患者Aさん。コロナヴィールス拡大のため、今回の治療でしばらくは、来れないそうです。そこで、痛みのある、右手首、右肘、右上腕のみに対応する治療に徹してみました。
Aさんには、鍼治療が出来ないため、指で軽く触れる治療のみを行いました。
①骨折した右手首に対応する右足首と右膝内側の圧痛点に軽く触れる(7~8分)
②右側頭部(Iソマトトープ=小さな人型)の右肩、右肘、右手首に対応する圧痛点に軽く触れる(7~8分)
③②の途中から右オデコの生え際(B点)を追加
「右腕を動かして、痛いところ教えてください。」
「ここ(右肘内側の真ん中)です。」
「そしたら、ここ痛い?」
「痛っっっっった❗️」
④上記より、右膝内側の圧痛点とついでに、お皿の下の圧痛点に軽く触れる(30分)
⑤後頭部のマスターキーという点を、触れると、
「先生、ここがすごく痛い。」
Aさんの言われる個所に軽く触れる(10分)
これで、終了なのですが、
「もう少し休んでていいですか?」
「どうぞ、いいですよ。」
次の患者さんまで1時間あるので、ゆっくりしてもらいました。結構気持ちが良かったようです。可動域も増え、腕の動きも早くなりました。Aさんに軽く触れている時、自発動(無意識の動き)が出ていたので、かなりゆるんだのは分かりました。
ただ、しばらくはお会い出来ないのが、残念。