若いって素晴らしい!

高校3年生の男子患者A君、一昨日体育の授業で体力テストがありました。頑張り過ぎて、昨日朝起きた時から、腰が痛くて、痛くてすわっていても我慢出来ないくらいだったそうです。今日は、それほどの痛みではありませんが、腰椎の左側に痛みがあります。

合谷診(人差し指と親指の間の触診)でも明らかに左手の方が痛い。こういう場合は、左側から治療します。

上腕診(肘内側の横紋周辺の触診)・・・これで、頸椎、胸椎、腰椎、脳幹、大脳、小脳の状態を診断します。圧痛点が生じた個所の治療点が頭にあり、置鍼します。

左:頸椎(0)、胸椎(0)、腰椎(2)、脳幹(1)、大脳(0)、小脳(0)、

右:なし

今日は上記の3本(腰椎2本、脳幹1本)で終了。

あれだけ、痛がっていたのですが、全く痛みが無くなりました。もう少し具体的に治療点を紹介します。

脳幹治療点は、オデコの中央部やや左の生え際よりやや上の圧痛点。ここに置鍼し、診断点である左の二の腕(上腕二頭筋)圧痛点が無くなったことを確認します。

次に、左肘の内側の圧痛点をしっかりと確認(ここが、腰椎の診断点です・・・ここに圧痛点があるということは、腰椎に歪みがあるということです)し、治療点である左耳とコメカミの間にある圧痛点に置鍼。

「これで、痛みはどうなってる?」

「・・・・上の痛みはなくなって・・・下のここらあたり(仙骨)です。」

「そしたら・・・ここ(耳のウラの上側)痛くない?」

「痛いです。」

「う~ん・・・ここね、わかった・・・・・・これで、どう?」

「・・・・痛くない・・・・・です!」

「そしたら、これで終わり・・・・あとは、ゆっくり休んでください。」

治療時間は10分ほどでした。山元式新頭鍼療法(YNSA)の凄さを感じつつも、思いました・・・・若いって素晴らしい!