以前、NHKの「ダーウィンが来た」でセキセイインコの特集がありました。オーストラリアの原野で群れになって生活するセキセイインコは、ミドリ、黄色を基調とした同じ様な色調だったと思います。そして、鷹(たか)などの天敵から身を守るため、イワシが海で一塊(ひとかたまり)の巨大生き物のように泳ぐように、やはり、セキセイインコは大きな塊(かたまり)で飛びます。その群れからはぐれたインコが、天敵のエサとなってしまいます。
この生き残るための習性が、飼い主やパートナーのインコと同じ行動パターンを作ります。あの番組では、飼い主が食事を取っていると、インコがエサを食べ始め、飼い主がうとうと昼寝をすると、インコも昼寝をしていました。
我が家のキーとボーを見ていると、やはり片方が目をつぶってウトウトすると、もう片方がウトウトしています。一見すると、可愛いたわいもない仕草ですが、これも生き残るための習性。未だ行ったことのないオーストラリアの原野に集団で飛び回るセキセイインコの群れに思いを馳(は)せるのも気持ちの良いものです。