台風で期待していた雨がサッパリ、風だけでした。
ところが、今日は久々の雨。そこへ、竹を積んだ軽トラが、勢いよく駐車場に入ってきました。
「先生、竹持って来ました・・・・・・小降りじゃけん、今のうちにと思うて・・・・」
私は、予約の入れ忘れ!・・・と、一瞬ドキッとしたのですが、どうも雰囲気から違うと思い直しました。無農薬栽培を何十年とやっておられるAさんご夫婦の判断で、本日、竹を運んで下さいました。
「ありがとうございます!立派な竹!」
「竹は、切ったらいかん時期があるけん・・・・そんな時期に切ったら、春から秋になるまでにボロボロになってしまうけん。」
「本当ですよね・・・・・・・このナスどうしたらいいのか・・・分からないんです。」
「あのトマトを切ってしもたら、ノビノビ出来らい。」
と、奥さんが教えて来れました。考えてみると、水を余りやらない方がいいトマトと、水が好きなナスを一緒に植えていることが、間違い。踏ん切りがつきました、明日、トマトをバッサリ切り落とします。今年はナス4本しか食べていません。もう少し育ててみます。
「このカボチャはどうしたらええんですか?」
「カボチャはメシベにオシベをチョコチョコと受粉しちゃらないけん・・・・今咲いとるんは、全部雄花じゃけん・・・・だいたい、雄花と雌花が交互に咲くけん、ええ時期をみて交配してあげんといかんのよ。」
などと話しているうちに、雨足が激しくなって来たので、頂いた竹を運び、お二人は「先生、明日宜しくお願いします。」という言葉を残して、風のように去って行かれました。明日しっかり診させていただきます。