不眠指導

「先生、眠れてないので・・・・しんどい。」

いつもは、元気な声で来院される80才代の女性患者Aさん。今日は元気がありませんが、「ご主人の作ったおでん」と「お水」をしっかりお土産として持って来られました。よくよく聞いてみると2〜3日前が全然眠れてなく、昨日はしっかりと眠ることは出来たそうです。Aさんは、4年前から睡眠導入剤を飲み続けていますが、飲んでもなかなか直ぐに寝付けないそうです。

そこで、今回は不眠に焦点を合わせて、「操体法で不眠解消」指導をすることにしました。回転籐イスに座ったまま、「膝窩横紋周辺をゆるめる操法」膝ウラをゆるめることで、自律神経を整えることになり、不眠解消の手助けとなります。

Aさんの左足甲に右足ウラを重ねてもらい、左足のつま先をスネに向けてゆっくり上げるのを右足ウラで抑える操法を指導。

「決して、力まないでカラダの中心腰を使って、ゆっくりとつま先を上げてください。実際には、反対の足で踏みつけているので、つま先はあがらないのですが・・・・カラダが連動してゆっくり動きます・・・・気持ちのいい力かげんを見つけてください。」

などと言葉がけします。すると、膝ウラがゆるみ自律神経が整って来ます。イスで練習したので、今度は、ベッドで練習です。ベッドで仰向けになり、両膝を立てて同じように足の上に足を重ね、その上に私の手を軽く添えて練習です。上手くできるので次は、不眠に効く耳ウラの後頭部にある治療点に軽く中指をそえる方法を指導。

「先生、これだったら眠れる気がする❣️」

さてさて、来週の来院が楽しみです。