優しさ

「この子には、ヒモでも付けてあげたらええんよ。」

数十年無農薬農法をしているご夫婦が来られ、ツルが宙に浮いているのを見ての第一声です。奥様に教えてもらいました。前回、奥様に教えていただき、竹で支えを作ったのですが、まだまだ優しさが足りませんでした。ツルの先端がエンドウ豆の生命力のベクトルを現しており、わずか20cmの長さにおけるツルの先端は大変重要なことに気が付きました。

ヒモの代わりに、細い竹を添えてあげました。

これは、治療における患者さんとの接し方に通じます。優しさと今何が一番必要なのかという観察力。これが基本にあっての立派な技術・・・・66才になって2日目、瑞々(みずみず)しいエンドウ豆のツル先の感性をもちつつ、技術の探究に励みます!

追伸:この奥様が通院され5ヶ月になりますが、当初は、上腕診(肘窩横紋周辺の触診)、首診(内臓診断)とも、左側に圧痛点が集まっていたのです。そして、おヘソがずいぶん左に寄っていました。ところが、徐々におヘソが中央に戻り始め、本日の治療では左右どちらが痛いのか、分からないくらい迷うようになりました。かなり、バランスが整ってきているようです。