チャルルとキーとボー

我が家の猫・モモが、里帰りしている間に、チャルルが遊びに来ています。

今回初めて、チャルルが住む部屋に、インコ2匹がいるケージを吊るしているのです。それまでは、チャルルが遊びに来た時、インコ2匹は別の部屋に移動していたのです・・・・・何事もありませんように・・・チャルル、ケージまでジャンプ出来そうもないと思っているようです・・・・・が、やはり気になるようです。じっと狙っています。

先日、チャルルがこちらに来た時、私がうっかり、インコのキー、ボー2匹を散歩させていました。2匹は、ケージの屋根の上で、自由気ままにおしゃべりしたり、部屋を飛び回ったり。本来なら、定位置の戸棚の上でゆっくり出来るはずのチャルルには、申し訳ないのですが、しばらくキャリーバックの中で待機してもらいます。

インコのキーボーにとって1番居心地が良いのは、ケージの中です。なぜならば、ケージの外側からクスノキの枝が縦横無尽に突き刺さり、ケージ自体が巣のようになっているからです。しかもクスノキの枝がキーボーにとっては、最高のオヤツ。クスノキは元々シナモンと種類が同じで、その樹皮はシナモンの香りに近いのです。英語でクスノキはカンフルツリー、元気の出る木。

そんな元気いっぱいの枝がささったケージにいるキーボー。お菓子の家にいる感覚なのだと思います。クスノキの枝をかじって元気になっています。ですから、しばらく散歩したら、必ず居心地のいいお家に戻ってのんびりするのです。チャルルが来て、20分程で2匹はケージに・・・・・やっと、チャルルはキャリーバックから、いつもの定位置戸棚の上に移動出来ました。

2匹のインコ、全く性格が違います。黄色のキーは、利口で好奇心の塊。青色のボーは、ちょっとだけおバカさんの臆病者。そのため、ボーはキーにいつもやられています。ケージの窓を開けるとすぐにキーは外の世界へ出ていきますが、ボーは全く出ません。何日かケージの窓を開け続けていると、ボーが外に出る面白さにやっと気づくというありさま。もちろん今では、普通に外へ出る事ができます・・・・しかし、やっぱりボーはキーがやった事をマネしていく人生を送っています。

オーストラリア原産のセキセイインコは、大海を泳ぐイワシの大群のような泳ぎを大空で展開し、天敵の鷹から身を守っています。だから、ケージの中でも、キーと同じ行動をしながらボーはボーなりに楽しく生きていくのでしょう。