ネンザの高校生

高校バレー部の男子患者さん。
ボールを踏んでしまい、右内踝(うちくるぶし)をネンザし、2週間経過。なかなか治らないので、当院に来られました。

以前にも書いた事がありますが、強い負荷がかかりネンザした瞬間、対角の関節にも同じく負荷がかかります。

今回の患者さんの場合、右内踝ですから、左手頸(てくび)の内側に負荷がかかります。
そして、もう2週間経っているので、反対の左足内踝にも負荷が移行しているはずです。

写真のように右内踝を囲み✖️印が見えます。これは、皮膚をつまんで
痛みを感じた箇所にボールペンでつけたものです。

右足に対応する左手にも皮膚をつまんで痛いところが写真のように✖️印であらわれます。

この左手に鍼と灸を施(ほどこ)します。
また、反対の左足にある圧痛点(右足と同じ箇所にあらわれます)に、鍼を軽めにさします。
実際に、痛みのある右内踝にも、軽めの鍼。

最後に、右小指の圧痛点を丁寧に探し、お灸をして終了にしました。

「あれっ!軽い。歩いても、痛くない!」

この声を聞くためにやっているのです〜