夜間の舗装工事

昨夜、「あじさいの杜鍼灸院」の前の道路の舗装工事が21:00~6:00に渡り行われました。そのため、通行止めとなり警備会社から派遣され光る服を着たガードマンが、光る棒で車と人の誘導をしていました。今から20年程前、私もこのガードマンの仕事で生計を立てていました。その時の思い出話を3つ。

①新宿2丁目の舗装工事は、スリル満点。

夜になっても車の量が減らない新宿で片側通行の状況作りをします。確か車線が3本あったため、工事区間は1本ずつ舗装していきます。一本完全に舗装を終えると、隣りの舗装工事に入ります。その時、一気に蛍光色のコーンを移動させる大仕事があります。全員でコーンを移動させ、なおかつ車の流れを変えなくてはなりません。

「面白い!この仕事!」

と思ったものです。

②朝早く仕事にでるのは・・・・・

やはり、夜間の塗装工事、大体20時頃に集合して、早朝5時くらいの仕事だったように思います。場所ははっきり覚えていませんが、どこかの公園の近くだったと思います。ずっと立ちっぱなしの仕事なので体力的大変なのですが、夜中も過ぎて朝が近くなるとさすがに、暇です。何か面白い事ないかな・・・・と思っていると、カラスが、

「カー、カー」

翌日も「カー、カー」・・・・これっていつも同じ時刻かな?とちょっと興味を持ってきたのです。それ以降毎回鳴く時刻をチェックすると、いつも3:30頃に鳴くことが分かりました。寝ぐらから新宿辺りのゴミ収集に一仕事お出かけするのだろうと、思ったのです。

③良く育っていると感じたのです。

「◯◯おめえのお父さん、野球選手だってね~、ホント?」

ランドセルを背負った小学生のグループで一きわ大きなお相撲さんのような子が、ニコニコしながら、

「そうだよ。」

「へ~・・・どこのチーム?」

「日ハム」

と淡々と話をして、別の話題になっていきました。この会話を聞いて、この野球選手の息子さんは、良く育っていると感じました。全く偉ぶったところがなく、普段から父親については全く話題にしていない事がよく分かりました。今では有名な声優さんになっているのも頷(うな)づけます。

舗装工事のおかげで、行き交う車の音が静かです。ありがとうございました!