ノドの痛みを取る

ツバを飲み込むとノドが痛く、不眠が続いているため頭痛に悩んでいる19才の男性患者Cさん。今回が初めての治療です。私が治療点に爪を立てて押圧するだけで、診断点の痛みがなくなることに、驚くCさん。若いので反応が早いようです。

「ええええ、何で、何でなん?」

置鍼をし、診断点の圧痛がなくなるとお決まりの言葉が飛び出します。

合谷診:合谷診(人差し指と親指の間の触診)左→左上腕診と左膝診を行う

上腕診:頸椎(1)、胸椎(0)、腰椎(0)

膝診:胸椎#1、#6、#9、#11、#12(2)、腰椎#1~6(1)、大脳(1)

首診:右膀胱(1)、右肝(0)、右胆(0)、右心包(0)、右大腸(0)、右三焦(1)

左腎(0)、左膀胱(1)、左肝(0)、左胆(1)、左大腸(1)、左三焦(1)

11本の置鍼。

上記の自律神経、内臓の調整だけで頭痛が消えました。あとはノドの痛みです。頭頂部の舌咽神経の治療点に1本置鍼。そして耳タブの下がノドの治療点になるので、触れると5mmほどの板状の張りがあります。それで4本置鍼し、しばらくたって、

「今、ノドはどんな感じですか?」

「・・・・・ツバ飲み込んで・・・痛みが小さくなってきました・・・ええええ何で?」

「そしたら、足にも治療点があるので、そこにお灸をしてみましょう。」

「お灸?・・・・・」

「お灸知らない?ヤイトのことなんだけど・・・・知らないよね。」

そこで簡単に説明をして、納得していただき足の治療点にお灸を10壮。

「これでどうですか?」

「ノドもう軽くなっています。」

若い患者さんの反応の良さに驚きました。これで、治療は終了。