ユニフォーム

 

中学、高校と同級生だったAさんの誘いで、軟式野球の練習に参加しました。Aさんは高校まで野球経験は無いのですが、大学で野球同好会に所属していたようです。私は高校、大学と硬式野球部にいたのですが、その後は、全く野球と縁のない生活をしていました。Aさんは50才から再び野球を始めました。その結果、はるかに私より野球が上手くなっていたのです。

「継続は力なり」です・・・・というのも、軟式野球部のメンバーは私より年上の人ばかりなのに、私よりはるかに野球が上手なのです。よく聞いてみると徳島商業で甲子園に出場していたり、甲子園で優勝した松山商業のエースピッチャー井上明や済美高校の安楽投手を育てたりした方がいたり、未だに女子ソフトボールの監督をしていたりと野球を続けておられるのです。

こういう方々には、全く敵(かな)いません。まずボールが投げられなくなっています。現役時代では、遠投を軽々90mはしていたのですが、10mほどしか投げられません。スタミナがありません、ボールを追うだけで息切れです。打ってもゴロばっかりで外野に飛びません。「継続なしは無力なり」です。

ただ言えるのは、皆んな「野球小僧」だということです。純粋にボールを投げたり、打ったり、取ったりが好きなのです。私もこのお仲間と出来る限りお付き合いしていきたいと思います。

練習の合間で色々会話をしていると、意外な事実に出会いました。私より5~6年先輩の方は野球名門校の川之江高校出身。川之江高校は、夏の甲子園大会でベスト4まで進出しています。その先輩が私の母校松山東高校と試合をした時、結果は川之江高校が勝ったのですが、松山東高校のメンバーが川之江高校の純白のユニフォームの格好良さに衝撃を受けたそうです。そして、その後、紺色の帽子、アンダーシャツの松山東高校が、川之江高校のように純白のユニフォームに変更したのだそうです。

私は、母校のユニフォームは伝統のある松山中学の純白カラーの継承だと信じていたのですが、実は、川之江高校に憧れて変更したという事実に時代の面白い流れを感じました。ちなみに、現在の川之江高校ユニフォームは、以前の松山東高校の紺色帽子と、紺色アンダーシャツです。