肩痛はお尻で取る

 

50才代の男性患者Cさん、10年前に頚椎ヘルニアを鍼治療で治してからは、調子が良かったのですが、半年前から左腕が上がり難くなり、指先にしびれがあります。Cさんは、今回で3回目の治療ですが、順調に良くなって完治しました。野球チームの主力選手なので、チームに貢献出来て本当に良かったです。

合谷診:右(右上腕診、右膝診を行います)

上腕診:右頚椎

膝診:右頚椎#4、#7(1)、右胸椎#1、#2(1)、#10(1)、右腰椎#3、#4、#6(0)

首診:右腎(0)、右膀胱(1)、左心包(1)、左心(0)、左大腸(0)、左三焦(2)、左胃(1)、左脾(2)

(   )内は置鍼の数

1回目の治療で左肩の三角筋が良くなりましたが、まだ指先に痺れは残っています。2回目の治療で痛みがもっと軽減しました。3回目で来られた時は、左肩を回すとまだ引かかる感じと指先の痺れがありました。上記の基礎、応用治療で自律神経、内臓を整えたあと、おでこにあるB点C点に置鍼すると、肩の引かかりと指先の痺れが軽減しました。まだ三角筋に腕を回すと引かかりがあるので、お尻の大臀筋、中臀筋、小臀筋をほぐすことにしました。

Cさんは、野球チームの主力選手。硬式ボールには親しみを持っているので、そのボールを2個お尻に当てて仰向きになってもらいました。後は、Cさんに10~15分ユラユラ動いてもらい、気持ち良い時間を過ごしてもらいます。

「どうですか?腕回してみて・・・」

「・・・・・良いですね・・・ほとんど、引かからない。」

しばらくして

「今度はどうですか?」

「・・・・・良いですね・・・・・大丈夫・・・・・指先の痺れも取れました。」

ということで、本日治療終了となりました。肩の痛みはお尻で取れるのです。