食べ物と血液の相関

先日東京第一ホテル松山で行われた演奏会。リードギターのヨッシャーが本来の調子ではありませんでした。寺内タケシさんの弟子のヨッシャー。本来なら惚れ惚れする音色を聴かせてくれるのですが・・・その理由は、演奏の前にランチを食べてしまったことにあります。

ランチには肉や唐揚げ、甘いデザートなどがあり、決して血液には良い料理ではありませんでした。私は、大沼四廊先生のセミナーに何度も参加しているので食事で一瞬にして血液が変化(砂糖や油っぽい食事でドロドロ血液になります)することを知っています。また、体内の血液の量は同じで、胃には消化のため血液が行き、副交感神経が活発になり、演奏時に活動しなければならない交感神経の働きが悪くなります。そのため、ヨッシャーは演奏前「これから、ゆっくり音楽聴きたい気分・・・」と言っていました。当初の予定は、演奏後ランチを取るはずでしたが、いつの間か、我々「あじさいクラブ」のテーブルにランチが出されたのです。

私は、怖くてコーンスープを口にするだけで、それ以外は食べませんでした・・・次回は、メンバー全員で食べない!を徹底しないといけません。そこで、大沼四廊先生の著書「椎間板ヘルニアは絶対治る」の第3章 食べ物と血液の相関 をご紹介します。

『離乳期の脱線

私たち人類は、哺乳類です。哺乳類は、生まれてすぐに母乳を飲みます。次に、成長とともに離乳期があります。離乳期とは、文字通り乳離れすることです。人間の場合の離乳期はなんと3歳だと言う学者もいます。ところが近年若い母親たちは、3年どころか、3ヶ月で中止するという方もあります。中には乳房の形が悪くなるからという理由で母乳を中止してミルクにするとか、ミルクは、母乳より栄養素が豊かだから、などとほとんどが6ヶ月以内で母乳を中止してミルクにしているようです。自然界には、人間以外に、自分たちの意識で離乳の時期を変える動物はありません。また、ミルクで代用する動物もおりません。なんと授乳期から既に脱線しているのです。人間だけの持つ特有の文化で、不自然な常識です。このミルクがアレルギー社会を作っているのです。

本能の狂い

わかりやすく言えば、すでに若い親の体質が悪く、その上本能までが狂っているのです。若い親たちの本能が狂っているということは、その子供たちの本能もいずれ狂います。ですから日本には、本能が健全な人が育ちにくいのです。小学校、中学校、高校、大学とどれほど教育を重ねても、現場の教育では壊れた本能は、正常に戻りません。むしろ、学校給食や、コンビニ給食などが常識になり、本物の食べ物を食べたことのない人種が増えています。これに加えて、果物や野菜のほかに、養殖の魚から家畜の餌に信じられないほどの“抗生物質”が使用されています。本来私たちの本能には、食養のプログラムが入力されているはずですが、誠に残念なことに、栄養学がさらに、大きな過ちを犯しているのです。これを“食養犯罪”と呼んでいます。(次回に続く)』