なぜ、牛乳と卵がカラダに良くないのかが、森下敬一先生の著書「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」にしっかりと書かれています。それにしても、テレビでグルメ番組が流行り、大食いを面白がっている社会で、健康な子供たちが育っていくのでしょうか・・・日本は、今のところ長寿国といわれていますが、それは戦前、戦中を育ったお年寄りがおられるからです。私に関しては、両親が共働きだった為、明治生まれの祖母が食事を作ってくれていました。野菜の煮物と味噌汁に魚料理、お漬物といった質素なものでした。そのおかげで、元気なカラダになりました。
ところが、ファーストフードなどに慣れている最近の子供たち・・・・長生きできるのでしょうか?非常に心配です。
『アレルギーの原因となる牛乳、卵
また、肉と同列に並べるのは酷かもしれませんが、できれば避けたいのが牛乳や卵です。牛乳は、肉と同様に動物性タンパク質食品です。腸内バランスを崩して血液を汚すだけでなく、タンパク質のカゼインが、血液中に異種タンパク質として入り込んでアレルギー体質の原因となります。異種タンパク質は、人体のタンパク質とは異質のタンパク質のため、過度の免疫反応を引き起こすことがアレルギーを生むのです。
乳酸菌が含まれるヨーグルトは体に良いのですが、牛乳から作られるためにアレルギーを引き起こすことがあります。このため、アレルギーの心配がない米粉で作られたヨーグルトもあります。これは動物性タンパク質の悪影響を受けません。米を主食とする日本人のためのヨーグルトといえます。
卵のタンパク質も、腸の中で処理がうまく行われません。なま卵の場合は卵白が腸壁を通って、そのまま血液中に入り込んでしまうため、アレルギー体質やガン体質を作り出してしまいます。このほか、肉、牛乳、卵などの食品になる牛や鶏の飼育の際に、抗生物質その他の薬剤の混入された人工飼料が与えられるのも見逃すことができない問題です。こうしたことから、肉、牛乳、卵は病気を引き起こす食品の代表格といえます。
特に妊娠中の母親が肉、牛乳、卵を摂りすぎることは、胎児に多大な悪影響を及ぼします。動物性タンパク質食品は血液を汚しますが、女性や子供には、いっそう強く悪影響が現れるのです。例えば、重症黄疸を発症した新生児は「イエロー・ベービー」と言われます。この黄疸を引き起こしているビリルビンと言う黄色い色素が血中に病的に増えると脳神経にまで達し、ビリルビンの悪影響で新生児が脳性麻痺を起こしやすくなるのです。この重症黄疸の原因は、母子の血液型不適合によると説明されます。しかし、実は血液型不適合による重症黄疸は全体の12%程度に過ぎません。大多数は、母体の肉食過剰にある血液酸毒化(アシドーシス)が原因となっているのです。こうしたイエロー・ベービーを防止するにも、妊娠期間中は動物性タンパク質を食品を出来る限り避けることが大切です。』