1週間前から腰痛で、3ヶ月ぶりに来院の70才代男性患者Bさん。農作業を早めに終えて、来られました。
「ちょっと、1週間詰めて通おうと思う・・・慢性化して痛いんよ。」
合谷診:左(左の膝診を行う)
膝診:頸椎#3(2)、胸椎#11(1)、腰椎#2(1)、脳幹(0)、大脳(1)
首診:左腎(1)、左膀胱(1)、左肝(0)、左胆(1)、心包(0)、心(0)、大腸(0)、三焦(0)、脾(1)、
右腎(0)、右膀胱(1)、右脾(1)、右小腸(1)
( )内は鍼の数
上記の置鍼13本を終えて、ある程度腰も軽くなったので置鍼30分の間に、見つけた足の治療点へお灸をすることにしました。来年のYNSA学会では、検証例を多くして発表出来るようにしたいと思っています。また、現在は上腕診はやめて、膝診のみを行い成果を出しているので、この発表もするつもりですが、発表の仕方がよく分からないので、心配です・・・まあ何とかなるか。
お灸の良さは、患者さんと雑談しながら施術できることにあります。
「柴犬は、メスが体高35~38cm、オスが38~45cm。それより小さいのが豆芝で豆芝という種類はないんよ。メスはキツネ顔、オスはタヌキ顔がええんよ。」
「ええ・・・そうなんですか、知らんかった。」
「メスは、スーッと面長。オスはチョットエラが張った感じがええんよ。」
「なるほど、ネコもそうなりますね!」
「朝、夕散歩1時間ずつ、好きじゃないとやれん。」
などと、話が弾んでいき野球、バスケットボール、卓球の話・・・と続くのです。
「ところで、今腰の状態どうですか?」
「・・・・・ええ感じ、お灸効くなあ!」
「結構、効くでしょう!」
左右の足に合計9壮し、内訳は全く熱さ感じない1壮、少し感じる4壮、気持ちいい3壮、熱い1壮。
「今日来た時の痛さが10じゃったら、鍼の後、お灸の後はいくら位になりますか?」
「10から8、8から2。」
お灸が効いているのが分かり嬉しいのですが・・・鍼の技量をあげなければと、感じたのです。