デルマトームの威力

今年左膝の手術することになっていた60才代の男性患者Aさん、7ヶ月前から通院され、手術を回避出来ました。今では野球の練習も出来、全力で走ることも出来ます。Aさんは毎日ジムに通い、大沼四廊先生主催の自然医学総合研究所から購入したゴムバンドで下肢をグルグル巻きにして、一気に勢いよくゴムバンドを外し、血管内部を掃除しています。また、硬式野球ボールを頭のツボに当てることをしているので、ジムで有名人になっているようです。そんなAはもう1ヶ月に1回だけの通院となりました。

今回は、Aさんにデルマトーム(皮膚分節)を使った鍼治療をしました。

合谷診:左(左側を診断する)

膝診:左頸椎#1(0)、#3(1)、#7(0)、左胸椎#1(1)、#8(1)、左脳幹(1)

首診:左心(1)、左大腸(1)、右三焦(1)

(   )内は置鍼数

上記の基礎、応用治療終了後、イスに座って左下肢が、あぐらをかくような体勢取ると、Aさんの左膝にまだ痛みがあります。そこで、右腰椎4番(デルマトームが右膝をにかかっているため)の置鍼を耳の前(D点4番)に置鍼。

「Aさん、これでどうですか?」

「・・・痛くない!」

あぐらをかいても全く痛くありません・・・デルマトームの治療を私の治療法にもう一つ追加することが出来たようです。