風邪から何日?
もう風邪をひいてから、よく分からないくらい日が経った様に思います。日に日に良くなり、ノドの奥が少しイガライくらいとなりました。17年間も風邪を引いていなかったという無意識の上から目線が無くなったことは、良かったです。今回の風邪で患者さんの目線を思い知ることが出来ました。「来年こそ、もっと患者さん目線!」が目標です。
それから、改めて風邪のメカニズムを知る必要があります。以下の通りです。
健康な人間の腸内は、有益な菌、有害な菌含めて存在し、微生物のバランスが保たれています。しかし、そのバランスが崩れて腸内環境が悪化するとウィルスの増殖が盛んになり、血液中に入っていくのです。
血流に乗ったウィルスは、喉の粘膜など弱っているところに炎症を起こします。私たちはその症状のことを風邪と呼んでいるのです。体質を正常に戻すには、腸内細菌を正常化することです。動物性タンパク質食品や三白食品をやめ、玄米菜食に切り替え、特に酵素を十分に補給して腸内乳酸菌の増殖を図ります。
このことを、身をもって知りました。市売の弁当など絶対買うことがない私ですが、知人の奢りでつい食べてしまったのが・・・・・原因。腸内バランスが崩れて一気に風邪で寝込むことになったのです。この1週間、毎日10時間以上の睡眠をとりました。それくらいの浄化期間が必要で、しかも、断食をすることでより浄化され、解毒されるのです。
残念ながら多くの方々は、このことに理解を示しません。「風邪を引いたら、沢山食べて栄養をつけよう!」という考えの方が多いようです。風邪を引いたということは、カラダ全体がバランスを崩して弱っているのですから、休むしかないのです。しっかり休む機会をいただいたと考えるべきです。
私の母親は元気なので、寝込んだことがありません。父親は67才で亡くなりましたが、風邪を引くとただひたすら布団で寝ていました。その影響なのか、風邪を引いたら良く食べるという発想は生まれて来ませんでした。「風邪を引いたら栄養を取ろう」と思っておられる方々は、ご両親からその言葉を受け継いているのでは・・・・と思います。高度成長期の西欧化真っ只中の悪しき風習です。玄米菜食の日本食がこれからのキーワードです。