『帯状疱疹の原因は、子どもの頃に感染する水痘(水ぼうそう)と同じ水痘・帯状疱疹ウイルスである。ヘルペスウイルスの一種であるため、性器ヘルペスと同様に一度でも感染すると、ウイルスは体内の背骨付近の神経節に潜む。そのため、加齢やストレス、過労、後天性免疫不全症候群で免疫力が低下した時に症状が起きる。』
とあります。この時、肋骨に沿って帯状疱疹が出ることが多いのですが、この帯状というのがデルマトームの位置するところとなります。神経に沿った皮膚分節です。水疱瘡のウイルスが潜む神経節のもう少し背骨側に神経根があります。山元式新頭鍼療法(YNSA)ではこの神経根をピンポイントで狙い、頭に置鍼します。ということは、帯状疱疹にはYNSAが非常に効果があるように思います。最近、患者さんの痛みの部分と、デルマトームの図を照合して、
「どこが痛いですか?L2あたりですか?」
「そうですね・・・L2です。」
などと確認しながら、置鍼しています。これが効果的で患者さんにも納得していただいています。ただ、ここまで書いてデルマトームだけで、鍼麻酔が出来るとは思えなくなってきました・・・・やっぱり、山元先生に直接伺うに限るようです。