薬膳料理

私は、料理らしい料理を作ることはありません。かといって、外食をするわけでもありません。最近の料理は、玄米に沢山の野菜(大豆、黒豆を中心に)を入れ、ぬかパウダー、芽ひじき、乾燥生姜、乾燥青ジソ、昆布、煮干しなどを加えて、電気釜で炊くのです。味付けは、醤油、ヒマラヤ岩塩、塩麹などを入れます。

そんな私ですが、薬草を勉強し始めて、「薬膳料理で健康管理」の章を読んでいます。その一部をご紹介します。

『薬膳料理とは・・・薬膳料理というと漢方の生薬が入った料理を連想するかもしれませんが、実際はそれだけではなく、幅広い意味を持っています。たとえば風邪を引きそうだからネギや生姜を使う、というのも薬膳料理です。つまり、薬膳料理とは、日ごろから病気にかからないように配慮して作る料理といえます。

薬膳は、中国の陰陽五行説の思想に基づいて生まれました。これは、宇宙の万物は、陰と陽の2元の変化によって生成すると言う陰陽設と、万物を支配する木、火、土、金、水の五元素の盛衰によって変転する、という概念が合わさった世界観です。太陽が昇ると陽、月が現れると陰と言うように、自然界のサイクルは陰と陽のバランスで保たれています。体も同じで、陰陽のバランスが崩れると病気が生じます。それを調整するのが薬膳なのです。』