カタバミソウ

京都・美山町に長年暮らしていた時、1.5mもの積雪は当たり前でした。茅葺き屋根からずれ落ちる雪に囲まれて、家全体がカマクラのようになり、雪囲いの通路を往き来する毎日でした。

「冬がこのまま続いて、春は来ないんじゃないか?」

と、真顔で思うほどの体験をしました。そんな時、雪解け水の流れる小川に見つけたフキノトウに待ちわびた春を感じたのです。温暖な愛媛で、そんなことは夢物語ですが、8年住み続けると冬は冬。寒いのです。そんな折、※カタバミソウの軽やかな黄色い花に出会うと、春を感じさせてもらいました。雑草と一瞥(いちべつ)されるカタバミソウですが、何の何の・・・・可愛い!・・・・ありがとう!

ウキペディアからのカタバミソウの引用です。

『※地下に球根を持ち、さらにその下に大根のような根を下ろす。地を這う匍匐茎をよく伸ばし、地表に広がる。このため、繁殖が早く、しかも根が深いので駆除に困る雑草の1種である。

葉は球根の先端から束に出る。葉身は、ハート型の3枚が尖った先端を寄せ合わせた形の三出複葉で、頂小葉と側小葉の区別はつきづらい。ふつう葉の色は黄緑色だが、赤紫色のアカカタバミという品種もある。

春から秋にかけて、黄色の花を咲かせる。花びらは5弁。日向では花を出すが、日陰に咲いてしまうと花がしぼんでしまうのが大きな特徴である。

果実は円柱状で先が尖り、真っ直ぐに上を向いてつく。成熟時には動物などが触れると、自ら弾けて赤い種子を勢いよく飛ばす。最大1メートル (m) 程度までの周囲に飛ばすことができることも繁殖に有利となっている。』