以前、空腹時に吐き気がするといった患者さんがいる事を、ご紹介し、「逆流性食道炎」の可能性があると述べました。それを「石原医学大全」ではどのように捉えて、対処しているのか調べてみます。
『胸焼け・逆流性食道炎
(原因)
強酸性の胃液がアルカリ性の食道粘膜に逆流してくることで起こる。肉、卵、バターなどの欧米食、白米、白砂糖などの精白食、添加物過多の食事をよく噛まないで食べることにより、胃液が大量に分泌されることがきっかけになる。水分の摂りすぎも胃液の量を増やすので原因となる。
(対処)
①約10グラムの昆布を網で焼き、1日3回に分けて食べる。昆布はアルカリ性、胃酸を中和する作用がある。
②生姜湯、梅醤番茶を1日2~3回飲む。
③熱い番茶にゴマ塩を一つまみ加えて飲む。
④熱い風呂に短時間入って、皮膚の血管を急速に拡張させる。血液が体表に集まって胃粘膜への血行が悪くなるので、胃液の分泌が抑えられる。
⑤次の生ジュースを噛むようにゆっくり飲む。
*人参2本(400g)、リンゴ2/3個(200g)、大根(約100g)「480cc=コップ2杯半」
大根は消化酵素が豊富で胸焼けを抑える作用がある。』
薬を使わなくて手軽に出来そうですね。