YouTube 重心移動の法則

 


操体法の身体運動の法則には、重心移動の法則と重心安定の法則があります。この法則に従ってカラダを動かすと、自然で無理のない日常生活が送れます。今回は、重心移動の法則を紹介するYouTubeを制作しました。

様々な医療機関で治療を受けても、日常生活で自然に反した動き、食生活などを繰り返していると、カラダに歪みが生じ、再び医療機関を訪れるようになります。日常生活におけるカラダの使い方は人が生きる上での基礎となります。今回は、最も自然なカラダの使い方を分かりやすく紹介しました。

興味ある方は、是非ともご覧ください。

二度あることは三度ある

一昨日と昨日に続いて今日も、バネ指予備軍の60才代女性患者Aさんが来院されました。急に左手人差し指の第二関節が動きづらくなり、その指を引っ張り過ぎたため、人差し指の根元(MP関節)付近が内出血しています。梅雨になり低気圧で血流が悪くなり浮腫(むく)みが生じる気象病なのかも知れません。もし、今週来院される患者さんの中に、指疾患の方がおられたならば、梅雨との因果関係を考えていいかもしれません。

いつものように、自律神経と内臓を整えて(パイオネックスの治療)、気になる左手人差し指の治療となります。Aさんは、基本的に鍼を刺す治療はせず、パイオネックス(皮内鍼)のみなのですが、今回はAさんを説得して、左ふくらはぎのヒラメ筋に置鍼します。

「・・・・凄い、今足の親指と人差し指のところに、電気が走りました・・・うわ〜、ピリピリピリピリ来てる!」

「そうでしょう・・・・手の人差し指と足の人差し指とは、繋(つな)がっているんです。手の方には、深指屈筋という指を曲げる筋肉があるのですが、これに対応するのが、ふくらはぎのヒラメ筋。この2つの筋肉が引っ張りやいこしているんです。」

「それで、手の人差し指がゆるむのですか?・・・・あっ、ゆるんでる・・・楽に曲げることが出来る・・・・完璧ではないですけど・・・手の人差し指を引っ張ったりしては、ダメなんですね」

「そうですダメです。炎症を起こしているのですから、氷水で冷やせばいいんです。後で、やり方をお教えします。」

「鍼って、こんなことも出来るんですね・・・もう、ビックリです。」

などと話ながら、ヒラメ筋に刺した鍼を微妙に動かします(雀啄=じゃくたく)。足先のピリピリ感が少なくなったので抜鍼。その上にパイオネックスを3個貼り、私の指先を軽く置く操法を行います。そして、Aさんにも時間がある時にやっていただく様にお願いしました。

私の操体法の師匠・今昭宏先生から教わった氷水で炎症部位を冷やす方法を、Aさんにお教えして、終了となりました。

バネ指再び

 

前回のフェイスブックでは、指の屈曲に問題がある患者さん2例紹介しました。今回も同じ指の屈曲が著しく困難な50才代の男性患者Aさんの紹介です。Aさんは、痛風を1ヶ月半前に患い、歩行が困難なほどの左足痛と腫(は)れに見舞われました。そのため、四つ足歩行のハイハイで移動しなければなりませんでした。時間の経過と共に少しずつ回復し、現在では農作業が出来るようになりました。しかし、右手の中指に痛風の症状が残り腫れ上がって、ゆっくりとしか握れず、完全な握りこぶしは出来ません。

そこで、右ふくらはぎのヒラメ筋を狙います。これは、以前にバネ指治療のメカニズムをご紹介したのですが、この理論がそっくりそのまま当てはまるので、もう一度ご紹介します。

『バネ指の治療にヒラメ筋に鍼を刺すのはなぜか?

前腕の深指屈曲筋をはじめとする屈筋群や、指の動きに関わる腱や腱鞘を使い過ぎた結果、腱と腱鞘が炎症を起こしスムーズな動きが出来なくなります。この時、最も影響を与える筋肉が、深指屈曲筋であると考えられます。この深指屈曲筋に対応するのが足のヒラメ筋です。この2つの筋肉は良く似ています。この似た2つの筋肉は片方が緊張して筋膜を絡(から)めると、もう一つの似たような筋肉の筋膜も絡んでバランスを取ります。

バネ指の原因となった前腕の深指屈曲筋の使いすぎ炎症及び緊張に対して、ヒラメ筋の筋膜が遠くから引っ張ってバランスをとっているのです。綱引きをする時、一番ハジの綱を持つ人が力持ちなのは、影響力があるから・・・・よく似ていると思います。』

以上の理論から、ヒラメ筋に刺鍼した結果、Aさんも驚くほどスムーズに指が動くようになりました。理論家のAさんは、「全く信じられない!」といった表情だったので、上記の説明をしたところ納得した様子で、

「世の中、知らないことばかり・・・・」

とつぶやいておられました。ヒラメ筋の圧痛点に3個パイオネックス(円皮鍼)を貼り、軽く指先を触れるようにアドバイスしたので、次回その経過を教えてもらおうと思います。

ヒラメ筋の圧痛点

山元式新頭鍼療法(YNSA)では、手指の屈曲が不能な患者さんをヒラメ筋の圧痛点に置鍼し治療します。今日の治療では、2人の患者さんがそれぞれ右手親指と中指の屈曲が困難でした。

30才代の女性患者Aさんは、生後間もない赤ちゃんを抱えることが多いので、右手親指がバネ指のようになっています。それで、右ふくらはぎのヒラメ筋(ふくらはぎ内側)の圧痛点を探して置鍼。

「・・・・あれ?動くようになった・・・・先生、スゴイ・・・」

動きはスムーズになったのですが、まだ親指の根元付近には圧痛点があるので、それに対応する右足の第一趾の圧痛点にパイオネック(円皮鍼)を貼り、そこに私の中指を軽く触れる操法を行いました。これで、親指の圧痛が薄れました。

60才代の男性患者Bさん、右手中指が脱臼したような状態で、全く曲げることが出来ません。そこで、右ふくらはぎ内側の圧痛点を探して置鍼。

「・・・・先生、電気が走る・・・・膝に来た・・・・・頭に来た・・・・・そしてノド通って、胸まで・・・・・」

感受性豊かなBさんは、現象の言語化をスラスラとしてくれます。

「先生、指が動くようになった・・・・ひどいな~・・・・あれ?もしかして膝が動くようになったかもしれん・・・ちょっと動かしてみようわい・・・・先生、膝まで良うなっとる・・・・ひどいな~」

ということで、ヒラメ筋の圧痛点はよく効くのです。

花にRO水

患者さんから、お庭の花をいただきました。それを早速、友人からいただいた花瓶に入れ、飾ったのです。お水は水道水を完全に浄化したRO水。今日から、何日保つか楽しみです。

黄色いダリア、ピンクのスイトピー、濃いピンクのナデシコ、赤紫のシャクヤクまでは、分かるのですが・・・・白い花の名前を、患者さんから教わってのに、忘れてしまいました。いずれにせよ、花が受付にあるだけで、空間が明るくなります。「花がある」とは、このことなのですね。

 

ここで、RO水と何の説明もなく述べましたが、初めて聞く方もおられると思いますので、とあるRO水の説明文を引用します。

『RO水は、厳しい検査基準をすべてクリアした水道水や地下水を、さらに「RO膜(逆浸透膜)」という特殊なフィルターでろ過した限りなく純水に近いお水です。「RO膜(逆浸透膜)」でろ過すると塩素や雑菌、ウィルスなどの不純物や汚染物質が1000万分の1mmという極小のものまで完全に除去されます。また、「RO膜(逆浸透膜)」は放射性物質である放射性ヨウ素(I-131)が溶け込んだ水のろ過にも有効性を発揮し、放射性物質を取り除ける唯一のフィルターであることがわかっています。(※独立行政法人 放射線医学総合研究所により、放射性ヨウ素(I-131)の除去に、「RO膜(逆浸透膜)」によるろ過が唯一有効な手段である旨の発表がなされております。)』

不純物をほぼ0にするRO水は、不純物を測定すると0~3位の数値になります。水道ならば100前後となります、その水道水を沸騰して測定しても100前後の数値のままです。ちなみに以前購入していた阿蘇の水の不純物(ミネラルを含む)は30程度でした。神棚の榊をRO水に漬けていますが、勢いが良く長持ちします。血液の基礎は水ですから、良い水を飲んだり身の回りに置くことは大切だと思います。セキセイインコのキーボーも、ネコのモモもRO水を飲んでいます。

新宿歌舞伎町のリラクゼーション

新宿歌舞伎町にあるリラクゼーションのお店で、3年間働いたことがあります。私は鍼灸師でありますが、按摩(あんま)マッサージ指圧の国家資格は持っていません。それでも、リラクゼーションの仕事は出来ます。何故なら、リラクゼーションの仕事には、国家資格が必要ないからです。一般的に多くの人は、マッサージとリラクゼーションの違いがよく分からないと思います。

マッサージと看板を掲(かか)げている職種は、国家資格が必要です。そして、あはき法(あんまマッサージ指圧師、鍼師、灸師に関する法律)に則(そ)った仕事をする義務があります。ところがリラクゼーションという職種には、そんな制限はありません。そのため、価格表示を平気でしています。整体も国家資格ではないので、同様です。

鍼灸師という国家資格を持ちながら、リラクゼーションをするとどうなるか・・・私は、勝手に治療をしていました。何故なら、お客様が可哀想だからです。しかし、もう決してリラクゼーションをする事はありません。体力が続かないからです。

さて、新宿歌舞伎町のリラクゼーションでの出来事。ある30才代後半の腰痛持ちの男性客が、来られました。そこで、男性の手の甲にある圧痛点を5~6分ゆっくりと押圧。

「・・・・これで、腰の状態どうですか?」

「・・・・・あっ、痛くない!」

男性は不思議そうな顔をして、私を見つめていました。今回作ったYouTubeは、その治療点を紹介しています。興味ある方は、是非ともご覧ください。

おかえりモネ

 

朝ドラが、「おちょやん」から「おかえりモネ」にバトンタッチ。まだ、「おちょやん」ロスがあるまま見ています。今回は、西島秀俊演じる気象キャスター朝岡が、

「音は気圧の高い方から低い方へ曲がって伝わる。」

と面白いことを教えてくれました。そこで調べてみると温度の高い方から低い方へと曲がって伝わるようです。気圧と気温を聞き間違えたのかもしれません。

例えば、昼と夜を比べた時に夜のほうが音がよく聞こえるのですが、それは単に周りが静かになったからだけではないのです。昼間は太陽光によって地表が暖められ、上空に行くほど温度が低くなります。そのため音は温度の低い上空に抜けて行きます。それに対して夜は、放射冷却などで地表が冷やされ、上空が暖かくなります。そのため冷たい地表に沿って遠くまで音が伝わることになるのです。

また、気象キャスター朝岡が、気圧が下がると気象病として、血管が拡張することで、喘息(ぜんそく)、花粉症、膝関節痛などが現れると説明しています。これは、正しいと思います。気象病を調べてみると、まだ明確な説明は出来ていません。あくまで推測です。ただ、私が東京医療専門学校(呉竹学園)に通っている時、四谷駅前で開業されているM先生の実技授業の説明が一番腑(ふ)に落ちました。有名理系大学卒業のM先生は、

「気圧が低くなると、血管が膨張するの。深海魚が釣り上げられると、膨張してるでしょ。あれと同じ・・・・すると、血流が悪くなるの・・・・ホースでも、細いと良く流れるのに太くなるとどうなる?」

こんな説明をしてくれました。それで納得できたのです。今後、気象キャスター朝岡が、科学的な観点から自然現象を説明してくれそうなので、ペンとメモ用紙を用意して見ることにします。

アメリカ事情

私が出張治療に伺っている家族の中に、アメリカ生活が長い方がおられます。その方と話をしていると、アメリカの今がよく分かります。20年前にアメリカのペンシルベニアにいた私ですが、どうやらこの20年でアメリカも随分、進化(変化?)しているようです。アメリカでは、ペットの幼稚園、ペットの学校が流行(はや)っているそうです。

ペットの幼稚園というのは、子犬だけ集まる幼稚園に預け、ご主人は仕事に行き夕方お迎え。子犬はその間に子犬社会に揉(も)まれ、勉強します。また、成犬にはやはり学校があり、勉強をするようです。ペットを我が子のように扱っていると確かに学習させたいと思うのが親心。そこで、その気にさせる新商売のようです。また、散歩を犬1匹、1時間で約3000円・・・5匹一度に散歩すれば15000円・・・これも流行(はや)っているそうです。

また、ペット専門の弁護士までいて、ご主人が亡くなった時、誰がペットを世話するのか・・・あるいは、遺産相続に関しても色々あるのでは・・・・

契約社会のアメリカならではの進化なのでしょう・・・日本もこのようになっていくのでしょうか・・・

おしゃべりタイム

アメジスト(紫水晶)のマットを55℃にセットし、汗がマットに浸透しないようにビニールのシートを敷き、仰向けになってもらった上から、2枚の小マットを上半身と下半身に置きサンドイッチ状態で30~60分。

鍼灸の治療以外に、発汗を促すデトックス(解毒作用)を目的とした療法も行っています。週2回通っている50才代のAさんは、月に2~4回この療法でたっぷり汗をかきます。普段のAさんは、すぐに眠ってしまうのですが、今回はおしゃべりタイム。

「先生、YouTubeで腰痛を肩甲骨で治すやつ・・・あれ、出来んのよ。肩甲骨が硬いけん、手が届かんのよ・・・・」

「・・・そうか・・・・ちょっと、肘の皮膚に触れるだけでも、ええんじゃけど・・・・そうじゃな・・・説明不足じゃなあ、後でやり方を教えてあげるけん。」

ということになり、30分後デトックスの汗をぬぐいとってから指導タイム。

「やりづらい人は、皮膚を軽く動かせるだけでも、カラダは連動して効き目があるんよ。」

Aさんには、無理をしない程度に左手の甲を左太腿(フトモモ)に置き、右手を左肘に軽く置き皮膚を内側にずらすと、自然な連動を感じます。YouTubeには、その説明がなかったのが悔やまれます。また、Aさんは、左の肩甲骨ではなく右の肩甲骨を意識するのかと思ったそうです。Aさんと対面して、ゆっくり指導すると問題なくスムーズにできるのですが、YouTubeだけで紹介するには、もう少し初心者の立場になりきって制作する必要があるとつくづく感じました。今後とも患者さんからの意見をドンドン聞き入れます。

YouTube制作 腰痛その1

YouTubeを制作。今回は、患者さんが訴える最も多い疾患・腰痛に対応しました。YouTubeでは、表現しませんでしたが、仙台の操体法の師匠・今昭宏先生が命名された「快高圧」という操法の紹介です。腰に対応する肩甲骨にアプローチするものです。

腰痛でお悩みの方、是非ともお試しください。