私はガンになりません

世古口裕二氏のYouTubeにあったシャンプーに使用している硫酸系界面活性剤の恐ろしさを思い知り、『洗濯用重曹プラス』という洗剤を購入しました。これには、純石鹸分(3.25%脂肪酸ナトリウム)、アルカリ剤(炭酸水素ナトリウム、炭酸塩、ケイ酸塩)、水軟化剤(クエン酸ナトリウム)、工程剤、漂白剤、分散剤、酵素が入っているようですが、炭酸水素ナトリウムが重曹である事しかわかりません。

どうも、冷たい水には溶けにくいようなので温かいお湯で溶かした方が良いようです。とにかく身の回りにある食品、水道水、洗剤の見直しをしっかりしないと、自分の身を守ることが出来ません。治療家である以上その方面の知識は必要となります。その場限りの成果を求める製品が溢れいる現実をしっかり理解しないと、死ぬ前に後悔します。

先日、私が30才のころからの友人がガンで亡くなりました。死ぬまで自身の生き方を貫き通した素晴らしい人生でした。彼女も自然派で健康志向も高い方だったのですが、ガンになってしまいました。私はガンにはなりません・・・・理由は、ならないと決めたからです。言葉の通り人生は動きます。操体法では、「言葉は運命のハンドル」という教えがあります。ですから私はガンになりません。

ズボラ体操

最も寒い時期になりました。寒さに敏感な患者さんは、体調を崩しやすいようです。60才代の女性患者Aさん、夕食後、頭痛が起こり、時に心臓の鼓動を感じることもあるそうです。お風呂に入ると血流が良くなり頭痛もなくなるそうです。これは明らかに血液と関係があることを物語っています。人の体温は、朝起きた時は低く、午後4時に向かい徐々に体温が上がり、その後睡眠に向かい体温は下がっていきます。夕食後は血液が内臓に集中し、なおかつ体温も下がるので、カラダの天辺(てっぺん)は血液が少なくなるのも理解できます・・・・頭痛が起こりやすくなります。

さて寒い朝、目が覚めて体温が低い時に急に起き上がるのは、あまり良くありません。また、寒さのため起き上がりたくもありません。こんな時、私は「ズボラ体操」をするのです。布団の重みを利用してゆっくり足首を上げ気持ち良さを味わいます。左右の足を上げるのですが、同時にやっても片方ずつやってもいいです。この時、カラダはゆっくり全身が連動します。痛みがあればやめます。このパターンで足首を内側に回したり、外側に回したりしてゆっくり気持ち良さを味あえばいいのです。この時、脳内ホルモン、セロトニンが分泌されているはずです。セロトニンに関して、インターネットからの引用を下記に掲載します。

操体法創始者の橋本敬三先生は、大腿骨を骨折され病床につかれましたが、床ずれを作らなかったそうです。ずっとカラダを動かし続けて、気持ち良さを味わっておられたのだと思います。この動きを体得することは、年を重ねていくにつれ重要になっていくと思います。次回のYouTubeは、「ズボラ体操」を作ってみます。

『セロトニンは脳内で働く神経伝達物質のひとつで、感情のコントロール、神経の安定に深く関わっています。その働きは主に5つあって、まず第1は【大脳に働きかけて覚醒の状態を調整する】。実は朝起きて頭がすっきりしていく状況はセロトニンによって起こるもので、目覚めが悪くいつまでも頭がボーッとしている人は、セロトニンが不足している可能性があります。そして第2は【心の領域に働きかけて意欲を促す】。大脳の内側に大脳辺縁系という、意欲や心のバランスに関わる領域があって、そこにセロトニンが分泌されるとポジティブな気持ちがわき起こり、逆に分泌されない場合はネガティブな感情になります。そうなんです。第3は【自律神経への働きかけ】。自律神経は、夜寝ているときは副交感神経が優位な状態なんですが、朝目覚めてセロトニンが分泌されると、交感神経が優位に切り替わって、血圧や代謝が上がるなど身体が活動に適した状態になります。しかしセロトニンが分泌されなければ、身体がいつまでもだるい状態に。そして第4は【姿勢筋への働きかけ】。起床すると目がパッチリして背筋が伸びるのもセロトニンのおかげ。不足すると、背中が丸まったり、どんよりした表情になってしまいます。最後が【痛みのコントロール】。セロトニンには痛みの感覚を抑制する働きがあるので、欠乏すると些細なことで痛みを感じやすくなるんですよ。

どれも身に覚えがあるような…。漠然と「調子が悪い」と思っていたことが、実はセロトニン不足によるものだったのかもしれません。 』

 

患者さんから学ぶ

20年前に交通事故で右半身がマヒし、現在も右手に痺れとふるえがあり、右足も感覚が鈍っている60才代の男性患者Bさん。5回の治療をしましたが、全く良くならず、今回で終了となりました・・・・完敗です。

前回の治療では足にお灸をして、かなり成果を出したのですが、翌日には元に戻っていたそうです。私の力はこの程度です。もう一段階アップする勉強が必要です。山元式新頭鍼療法(YNSA)の創始者山元敏勝先生は、Bさんのような患者さんを、当たり前のように治しておられたのですから・・・・道は長くて遠いです。Bさんに「もっと勉強して!」と説教をしていただいたようで・・・改めて、患者さんから学ぶ事に感謝。先日は、別の患者さんから、

「先生、このYouTubeは凄いよ!」

と、世古口裕司さんを紹介してもらいました。これは、ショッキングで目からウロコがどっさりでした。これを機に、洗剤や洗濯用石鹸を重曹に変えることにしました。歯磨き粉は、重曹にココナッツミルクを混ぜたものにしていますので、重曹が生活の中心にドッカリと根付き始めています。興味ある方はYouTubeで世古口裕司さんを検索してみてください。

今から、世古口裕司さんのYouTubeを見てから寝ようと思います。

人工骨と鍼・・どっち選ぶ?

60才代の男性患者Cさん、10年前に犬の散歩中に膝の力が抜けるようになり、膝の内側が痛くなりました。野球でキャッチャーをした時に悪化させ、それ以来コラーゲンを膝に打ち、だましだまし膝痛と付き合っていましたが、昨年末からは、コラーゲンも効かなくなり、ついに人工骨の手術をすることになりました。

しかし、友人の勧めで手術の前に、当院で治療を受けることになり来院されました。一度人工骨にすると、その部分の骨の再生は無くなり、カラダは異物が入ったと認識します。こんな不自然な治療は、お勧めできません。山を見ずして木ばかり見ている治療は、その場限りのものです。

私が上腕診と併用して膝診という脳、頸椎、胸椎、腰椎の状態を診る診断法(これは、私が勝手に行っているもので、学会で認められているものではありません)をしているので、膝痛のCさんにとっては、好都合だったようです。早速、いつもの手順で合谷診から行っていきます。

合谷診:(人差しと親指の間の触診)左→左の上腕診と膝診を行う

上腕診:

膝診:

首診:

膝診でも、胸椎の1番~3番がもの凄いコリ・・・・・・とここまで書いて、Cさんのカルテを見ると・・・・・いつの間にか、他の人のカルテに置き換わっていました・・・・こんな事は初めてなのですが・・・・やはり、Ipadのカルテは、触りどころが悪いと、消えたりするのでしょう・・・・ただ、毎回記録として写真で置鍼の状態を残しているので、大まかなことを記述できるので、続けます。

膝診の膝窩横紋(膝の内側にある横線)は胸椎の1~12番の状態を示しており、その治療点は眉毛の上にあります。そこで、1本眉毛の上に置鍼して、膝を触ると・・・・柔らかくなっています。まだ胸椎1番のところに圧痛点が残っているので、もう1本置鍼して触れると、ふにゃふにゃになっています。

「Cさん、これで膝はどうですか?」

「・・・・・ええええっ痛ない!画期的・・・何があったんですか?」

「いやいや・・・・たった2本でこんなに変わるのに・・・・まだ手術する気ですか?」

と、やや強気で説得に行く私。後は頸椎の治療点に2本置鍼して、膝に関する治療点に3本、トルコのテキチ先生の見つけた治療点に2本置鍼して終了。

「これで、どうですか?」

「・・・全然大丈夫・・・・正坐も出来るし・・・・・キャッチャーの格好しても大丈夫・・・・こんなに膝が曲がる(立った状態で膝を鋭角に曲げて胸に着けることができます)・・・・手術やめとこう!」

という事になり、1週間後に来院する事となりました。次回はしっかりとカルテ作成します。

1975年

朝ドラ「カムカムエブリバデー」ひなたが、お友達と正月の羽子板をついていますが、この時代背景は、「泳げたいやきくん」が12月25日の発売と共に、爆発的な売り上げをした年なので、1975年です。シングル盤は、発売前の予約だけで30万枚に達し、発売当日に10万枚が完売。12月31日までの1週間で30万枚が完売、ついに、オリコン歴代シングルランキング売上1位(枚数453.6万枚)「日本の最も売れたシングル・レコード」としてギネスに正式認定されたお化けソングです。

そのため、主人公のるいが作る回転焼き(愛媛では、ひぎりやきといいます)の売り上げが落ちるのも仕方なかったのです。私が大学で野球をしながら美術を楽しんでいたころ・・・だったのですね・・・筑波大学のあるド田舎では、たい焼きなどなく別世界でした。

話は、ひなたが羽子板で遊ぶ場面に戻ります。その背後に土管があります。きっと空き地を設定しているのでしょう。高度経済成長期の昭和30年代から40年代、都心だけでなく各地で工場などの工業地域が作られ、またそれに伴い住宅地も広まっていき、インフラの発展も目覚ましものがありました。水道や下水を普及させるにはパイプの役割を果たす土管が不可欠。発展途中の町には空き地も数多くあり、そこに一時的に保管する資材として、土管がよく置かれていたようです。ひなたの遊んでいたのが、昭和50年(1975年)ですから、高度成長の象徴であり、石油ショック(1974年~)暗示しているように思います。

私が学んでいた筑波大学の体芸棟(体育専門学群と芸術専門学群の学舎)の建築計画が石油ショックのため、変更されちょっと不備があったのを思い出したのです・・・・筑波の空き地(当時は、見渡す限り空き地のように見えました)にも土管があったような、無かったような・・・・道路を作っている最中だったので・・・きっとあったんでしょう!

松山空港は世界一

あじさいの杜鍼灸院は、松山空港まで車で7~8分のところにあります。日本で県庁所在地に近いところにある空港は、福岡空港、那覇空港、松山空港の3つです。そのため、我が家から東京までは、ずいぶん近いのです。こんな松山空港が、小規模な空港としては世界一定刻通りの発着をする空港として認められたそうです。以下がインターネットからの引用です。

『松山空港ビルは2022年1月、松山空港が、英国の航空データ分析を提供する機関、CIRIUMの「The On-Time Performance Awards2021」小規模空港部門で、定時出発率ランキング世界第1位に認定されたと発表し、同機関では、運航されたフライト総数における割合などごとに世界の空港を「グローバル」「大規模」「中規模」「小規模」に分け、それぞれの定時出発(予定ゲート出発時刻から15分未満での出発)率を評価しています。

今回1位となった松山空港の定時出発率は96.05%。なおこのカテゴリーの2位は熊本空港で96.03%、3位は宮崎空港で95.97%と、TOP3に日本の空港が続きます。ちなみに大規模空港のトップは伊丹空港、中規模空港のトップは関西空港となりました。

松山空港ビルは「このような、世界的な認定を頂けましたことは、就航するエアラインはじめ、管制、警備など当空港にかかわる皆様方のご努力と、日頃ご利用いただいているお客様の定時運航へのご理解、ご協力のおかげです。今後とも、定時性確保に取り組み、お客様の信頼に応えたいと考えております」とコメントしています。』

私は、何と素敵なところに住んでいるのでしょう!空港内にはみかんジュースを水道から飲むこと(有料)が出来るところもあり、晴れの日が日本で2番目に多い県は、愛媛だし(ちなみに、2018年のリサーチによると、香川県が1位、徳島県が3位、高知県が4位と四国が独占しています)、こんなに住みやすいところは、世界どこ探してもないと思います。

これからは、地方が再び力を回復する・・・と、思って前進あるのみ!

自然素材で治す

モグサは、よもぎの葉の細かい毛を集めた自然素材。モグサに火をつける線香もまた、﨓(タブ)の木の樹皮を粉末にしたものに、白檀(びゃくだん)や伽羅(きゃら)といった香木の粉末や他の香料、炭の粉末、その他の材料を加えて練り、線状に成型・乾燥させたもので、自然素材です。特に鍼灸師用の線香は、煙と灰が少なく太めの線香になっており、使い勝手がいいのです。

冬場になり、手足が冷えて仕方がない患者さんには、鍼とお灸の治療でどちらがいいのか伺うようにしています。足に焼き切るお灸をしているにも拘(かか)わらず、お灸を望む患者さんが多いのです。今回の60才代の女性患者Aさんも足のお灸を希望されました。

「お灸からは、痛いけど元気をもらえるんです。」

私も最近、糸状灸(糸状になった細いモグサの艾炷→ガイシュ)と紫雲膏(火傷に効き、艾炷を立てる土台になる)の形状と量の関係を自分のカラダを通して人体実験しています。Aさんが言われるように、あの火から瞬間的にエネルギーをもらえます。カラダがシャキッとするのです。自然素材と火だけで、カラダが良くなる療法を素晴らしいと思いませんか?石油で出来た病院の薬に頼っているカラダを不自然と思いませんか

見つけた足の治療点に、糸状灸を1~2壮すると肘、膝、首の診断点が緩みます。Aさんの様子を観察すると、糸状灸の火が皮膚に到達した瞬間、診断点の首が緊張するのが分かります。その次の瞬間に緩むのだと思います。首は内臓の状態が分かるので首が緩むことで内臓が整い、治療点のある足も暖かくなるのです。

今後もAさんのような症例をしっかりと集めて行こうと思います。

シモヤケにお灸

40才代の女性患者Bさんに、硬式ボールを使ったセルフケアやお灸の仕方などを指導しました。Bさんは真面目にセルフケアをしているので、息子さんまでお灸をする様になったそうです。

「先生、息子が面白いこと言うんです。足先が紫色にシモヤケになってしまたので、私がしていたお灸を自分でやってみたそうです。そうしたら、気持ち良くて続けてやってお風呂にはいると、足の色が随分よくなったんです。」

お灸は血流を良くするので、シモヤケにはピッタリです。また、紫雲膏(シウンコウ)がシモヤケに効くことを説明したので、真面目なBさんは私の紹介した漢方薬局で買うことでしょう(Bさんはもうすでに、この漢方薬局で生活指導、アドバイスを受けておられました)。Bさんの息子さんのように家族でお灸を体験し結果を出すのは理想的です。このような形でお灸が広がっていくことを願っています。

次回Bさんは、3週後に来院されますので、息子さんのシモヤケがどうなったのか伺うのが楽しみです。

あやとり

いつの間にかベースギターを弾き始める事になり、気がつくと「あじさいクラブ」というグループに所属していた私です。練習場は「あじさいの杜鍼灸院」で今日は練習日。3月28日には、とあるスペースで演奏をすることになりました。1月2月3月はあっという間に過ぎていきます・・・みっちり1時間30分練習をして、近くにある河庄という居酒屋で、ビールジョッキ3杯、エビと野菜の天ぷら、刺身、魚の皮を酢漬けにしたつまみ、揚げ豆腐、鯛のお頭煮を2200円で頂きました。東京では絶対考えられない値段です。もちろん、瀬戸内の新鮮な魚なので味は抜群!松山に帰って本当に良かったと思うひと時です。

メンバーとの会話。リーダーのMさんがシルバー人材センターに入り、ビルの管理人をしていると、

「小学生がね、毛糸が落ちてる言うて、持ってきてくれたんですわ・・・・あやとりする毛糸やったんです。」

「子供にとったら、それは宝物じゃけん。」

「そうなんよ、それで掲示板に拾得物いうて、張り出しといたんですわ・・・・そしたら今日、別の管理人さんから・・・・・私の連絡先なんか教えとらんかったのに・・・『Mさん、あの毛糸の持ち主が見つかったんよ!』いうて、電話があったんです、凄いでしょう!アッハッハ!」

というホッコリするお話をいただきました・・・・私が小学生の時、地面に線を描きケンパ遊びをしていて、その時に使った平な石が大切な宝物だった事を思い出しました。ポケットにしまって授業中に触って感触を確かめたりしていたものです。この時の感性を大切にしたいものです。

便秘

 

「先生、食欲が全然ない。」

と、来院するやいなや60才代の女性患者さんが訴えます。よくよく聞いてみると2週間ほど便秘だそうです。そんな状態で食欲がないのは当たり前です。カラダはいかに排斥出来るかが食べることより大切なのです。このことは、1日1食にしてカラダと向かい合うとよくわかります。私は夕食の1食だけですが、とりあえず朝に排便。そして昼過ぎになると腸の動きを感じもう1度排便するのがだいたのパターンです。

カラダが排泄することに集中しているのがよく分かります。胃は働く必要がないのですから、血液は排泄する腸に集中しているのだと思います。カラダを空(カラ)にすることがカラダに大切なことなのです。カラになった状態で食事を取ると、消化に集中出来るのだと思います。非常に単純ですが、これが自然の理(ことわり)だと思います。

「先生、お茶漬けくらいだったらええの?」

「何言よんの・・・お茶漬けなんかで食べたら、何も噛まんじゃろ胃に流すだけじゃろ、そしたら胃に負担がかかろう・・・・基本的に25回くらい噛んで唾液を出さんと・・・そんなことしよるけん、胃が重うなって内臓が下がってしまうんよ。ほじゃけん、お腹辺りが張っとろう?」

「しんどい・・・」

「そんなん、当たり前じゃ・・・・もっと、カラダのこと考えてあげんと、いかんのよ。」

未だに多くの人は食べる事ばかり考え、排泄するこの大切さを感じていない人が多いように思います。全く逆です、私は排泄することを考え食べています・・・・野菜繊維を多く取り、しっかり気持ち良く排泄するという目標を立てて、食べます。これは、小学生の高学年に神経性胃炎、中学生の時、便秘に悩み苦しくたまらなくなった体験からの学びです。それ以来、甘いものを食べないで野菜を沢山食べるように心掛けました。確か10年間位甘いものは食べませんでした。

まあ、立派な事を言っていますが、お酒だけが楽しみなので・・・100点満点なんかじゃありません・・・・まあ~70点かな。