操体法で骨盤矯正

 

操体法での骨盤矯正

操体法で大切にしているのは、原始感覚。これは、ネコがゆっくりとあくびや伸びをして感じている感覚。もちろん、同じ動物である人間にもある感覚です。この感覚でゆっくり動きながら感覚を聞き分けて、気持ちいい感覚を味わっているとカラダの歪みがとれてくるのです。

 

この時の感覚の聞き分けで痛いというのは、分かりやすくこの感覚になれば、カラダは自然と動きを止めます。気持ちがいいとか、何となく気持ちがいいのも分かりやすいのですが、痛いけど気持ちがいいといった感覚もあります。こういう時は、「この痛みと付き合っていいのか、そうでないのか」とカラダに聞いてみるのが良いでしょう。

動き方にも、色々とポイントがあります。

今回ご紹介しましたYouTubeで説明していますので、是非ご覧下さい。

 

腰痛セルフケア3点セット

「先生、今日は犬の散歩の時、気張って走ったけん、腰が特に左が痛いんよ・・・」

私と同い年で、誕生日が近い女性患者Aさんは、頑張り屋さんので、なるべく頑張らないように指導するのですが、ついつい頑張ってしまいます。前回の腰痛治療は、陶石を使って肩甲骨を緩め、ついでに骨盤が緩むことで、腰痛が無くなるセルフケアでした。今回は復習も兼ねて同じように始めました。まず左腰痛に対応する左肩甲骨の圧痛点をAさんに見つけてもらいます。

「Aさん、肩甲骨で痛いところ教えてくれる?・・・石置くけん。」

畳の上で仰向けになったAさん、ムズムズと動きながら痛いところを探します。

「先生、ここじゃわい。」

「・・・そしたら、石置くけん・・・・そうそう、そんな感じでゆっくり微妙に動いて、気持ちええところを見つけたらええんよ・・・・上手(じょうず)じゃわい。」

「家でやろうと思って、オレンジ色のボール(ゴルフ?)をこうたんじゃけど・・・・せんのよね・・・」

などと、話しながら体重移動の方法を、お教えしました。5分ほど経過したころチェックしてもらうと、かなり改善されたそうです。次に、骸骨モデル(トンスケといいます)を使ってミニ講座。

「耳は、頭蓋骨と頸椎と下顎骨(アゴ)の交差するところ、それと同じようにここ(仙腸関節)は、小さな頭のような仙骨と、大きなアゴのような寛骨(カンコツ:仙骨以外の骨盤)が交差するところなので、耳がゆるむと、ここ(仙腸関節)がゆるみます。」

と説明をして、下顎骨(アゴ)を左右横にずらしてやりづらい方に最大限ずらします。そして、やり易い方向へアゴを移動しますが、それを軽くアゴが移動しない程度の抵抗をして、気持ちいい程度の力加減で味あいます。同じように上下にもアゴを動かして、同様の操法をおこないます。

「Aさん、どうですか?」

「これ、マスクしとるけん恥ずかしないんよ・・・・無かったら恥ずかし!・・・何となく軽なった気がする。」

「そしたら、耳のウラの圧痛点・・・・・・ここらあたりに、痛いところないですか・・・あった!・・・・そしたら、私がそこに指を軽く触れます・・・・後は、ゆっくりしてください。」

と、耳ウラに指を軽く触れる操法をして、5〜6分。耳ウラ圧痛点の痛みが無くなった時点で終了。Aさんの腰痛は無くなりました。この腰痛治療3点セットをセルフケアとして、覚えていただくようにしました。Aさん、忘れたらまたしましょう!

あじさいの杜鍼灸院について

耳が聴こえる

先週、急に耳が聴こえなくなったと、意気消沈して来院された80才代の男性患者Bさん。その日は、耳鳴りの治療点に6本置鍼した後、いつもの治療をしました。つまり、真っ先に耳の治療をしたのです。そして迎えた本日。

「先生、おかげで耳が聴こえる様になったんです・・・・一昨日(おととい)くらいから、徐々に聴こえるようになって、昨日(きのう)の朝、仏壇の鐘を叩いたら・・・今までは聴こえてのうて、もうわしゃダメかのうちゅうて、思いよったんです・・・そしたら、はっきり聴こえて来たんです。」

と、生き生きとした表情で話してくれました。急性の耳疾患に対して、山元式新頭鍼療法(YNSA)の威力の素晴らしさを、私は初めて実感しました。慢性の耳鳴りの患者さんには、上手くいかなかったり、上手くいかなかったり、ちょっと上手くいったりくらい、だったのですが、急性患者Bさんには、効いたようで本当に嬉しかったです。生き生きとしたBさんの表情から、「この仕事を選んで良かった」とつくづく思いました。

「先生、調子が良うなったら、ここ(後頭部)がウズウズする様な感じになって、血流が良うなっとりまさい・・・手のひらも痒(かゆ)うなっとりまさい。それと、判断力が良うなっとる・・・・耳が悪るなるより前のこと思たら、それより良うなっとりまさい。嫁に、テレビの音小させいちゅうて怒られよったんじゃが、それがのうなったんですけん。」

Bさん、こちらこそ本当にありがとうございます。元気をいただきました。

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YouTubeコーナー開設

YouTubeコーナー開設

「いつでも、どこでも、かんたんに出来るセルフケア」のYouTubeコーナーをあじさいの杜鍼灸院のホームページに開設しました。15本制作していますが、一番再生回数が多いのは、腰痛に関してです。寝たままで肩甲骨に陶石を置いて腰痛を治すYouTubeですが、これは、操体法が好きな患者さんには、実際に治療としてやってもらっています。安全で非常に効果的な方法です。

次回のYouTubeは、骨盤矯正の第4回目の制作を予定していますが、腰痛への新たなアプローチを、そのうち制作します。お楽しみに!

また、骨盤矯正は、操体法のやり方を全面に出しています。今後も、操体法をベースに山元式新頭鍼療法(YNSA)の理論を取り入れて、見ていただいている方に納得してもらえるものを目指したいと思っています。

山元式新頭鍼療法(YNSA)で積極的に治療を始め、まだ1年なので、20年やっている操体法を全面に出し、今後YNSA治療をしていく中での気づきを取り入れて行きますので、今後ともよろしくお願いします❗️

下記がホームページアドレスです。YouTubeをご覧いただけます。

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温故知新

第3回寝殿造・書院造・数寄屋造りそして民家の成り立ち 森林と木材から見た日本建築の歴史

という、リモート勉強会が13:00から3時間ありました。講師は、筑波大学名誉教授・安藤邦廣先生です。今回、最も面白いと思ったのは、群馬県の黒井峯遺跡。ここは、日本のポンペイと呼ばれています。6世紀の竪穴式住居が、大噴火で灰に埋もれその時の状態がタイムカプセルのように保存されていたそうです。そこで、今まで謎であった竪穴式住居の様子が分かりました。

何と、竪穴式住居には地下室のような構造になっていました。地下は地熱があるため、15°C以下にならないのです。地下室を作りカマドを設置して、地上から1.5mの煙突がありました。そして、屋根を地面から作り、茅を葺(ふ)き、その上に土を被(かぶ)せ、茅でサンドウィッチにします。これだと、どんな極寒でも過ごすことが出来ます。実は、この住居は冬場の住居なのです。

そして、同じ場所には、茅葺きの屋根で、茅葺きの壁の住居があり、これが冬以外の季節で住んでいたことが分かったのです。理想的な住居空間だったようです。今後の茅葺き民家を考えるとき、これは温故知新となります。

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初診で、しかも訪問治療

医者には、もう3年前に亡くなっていても不思議ではなかったと言われた80才代の女性患者Cさん。心臓肥大、腸閉塞、脊椎圧迫骨折など様々な大病をしながら、大好きな畑仕事でご自身の健康を維持されています。ところが、3日前から両足の中指(第三趾)が痛くなり、ふくらはぎの外側も痛くて、立ち上がることが出来なくなったので、訪問治療をすることになりました。

まず手をアルコール消毒。ところが、非常に繊細なCさんは、反応して激しく咳き込みます。

「すいません・・・・ノドに効くツボがあるので、鍼を刺しましょう。」

と、頭頂部に鍼を1本。しばらくするとCさんが、

「足がポカポカ暖かい!」

と驚いた表情でおっしゃいます。繊細なCさんは、鍼の反応も早いようです。こんなに繊細な患者さんには、鍼の本数を少なくしなけれならないと感じ、ゆっくり丁寧に膝診(膝窩横紋周辺の触診)と首診することにしました。下記がその結果です。

膝診
左:胸椎(1)、腰椎(1)、脳幹(0)、大脳(0)
右:胸椎(0)、大脳(0)

首診
左:心←置鍼しない

左胸椎の治療点は左眉にあります。そこに置鍼すると、一気に膝がゆるみました。するとCさん、目と鼻が痛く、涙が出て呼吸がしづらいと突然おっしゃいます。こういう時は、オデコにある目、鼻の治療点に置鍼をします。

「Cさん、どうですか?」

「・・・・目がスッキリしてきた・・・・酸素が多く入ってる・・・・」

もうこの時点で、足の痛みは関係ないように感じました。とにかく、繊細なCさんにはこれで十分です。置鍼したあとの様子をみると、みるみる内に調子が良くなるのが分かりました。そのため、首診で反応した心には置鍼をしませんでした。これで、終了。

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ヨシその2

昨日は、イギリスの茅葺き事情を簡単に説明しましたが、イギリス以外のヨーロッパに、茅葺き先進国があります。数年前、友人の大工さんがオランダとドイツの茅葺き民家の写真と動画を見せてくれました。その斬新なデザインに圧倒されました。茅葺き自体をエコロジーの最先端の素材と捉(とら)えて有能な建築デザイナーが今を生きる茅葺き民家にしているのです。ドイツの民家では、壁も茅葺きで作り上げていました。

現在、国際茅葺き協会という組織に、イギリス、オランダ、ドイツ、スウエーデン、南アフリカ、デンマーク、日本が加盟しているそうですが、残念ながら日本は全く遅れています。多くの日本人は、茅葺き民家は日本固有のもので、古臭いものという固定概念にとらわれています。また、よく分からない建築基準法なるものがあって、茅葺き民家の土台である礎石を使った新築は作れないようになっています(建築の素人なので間違っているかもしれません)。もちろん、新築の茅葺き民家は作れません。そして通気の悪い、水を呼ぶコンクリートでなければ土台を作れません・・・私には、よく理解出来ません。

100年も200年も人が住めば立ち続ける茅葺き民家が、日本の風土に合っているのですが、冬には適していません。これを現代のテクノロジーを使って進化させればいいと思うのです・・・

まあ~、口で言うのは容易(たやす)いのですが・・・京都・美山町で試みたイギリス式の茅葺きは、日本でも十分適応出来、日本式以上に強固だと感じました。薪ストーブの煙を屋根裏に送ることで、屋根につもった雪が早く落ちることが分かりました。それでも冬は寒かったのです。きちっとした二重窓が必要だと思います。

コロナ禍が治ったら、いつかヨーロッパの茅葺き民家巡りをしてみたいと思っています。

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ヨシ

ヨシ

来週から、寒波が日本列島を襲来するという情報が、入ったのでえんどう豆の苗に、覆(おお)いをしました。患者さんから、「ワラで覆(おお)うと良い」と言われていたのですが、ワラがないので、ヨシズを分解して、ヨシを1/2に切り覆(おお)いました。

作っていると、懐かしい気持ちになり・・・ちょっと感傷に浸ってしまいました。今から20数年前、まだ京都・美山町に住んでいた頃、クリスマスが近づくと美山町自然文化村河鹿荘(私は、ここに勤めていました)の吹き抜けロビーで茅を素材とした大きなクリスマスツリーを作っていました。高さは4〜5mはあったように思います。美山町は、日本でも最も茅葺き民家が数多く残っている地域の一つです。その象徴として、茅を使っていたのです。

美山町には若手の茅葺き職人さんも数多くおり、職人さんとして生計が成り立っている、日本でも非常に珍しいところです。美山町は雪に覆(おお)われるため、職人さん達は南の暖かい茅葺き民家を求めて、冬は移動されていると思います。茅葺き民家で生まれ育った私としては、日本の茅葺き民家が無くなっていくのが本当に悲しいのです。

そして、茅葺き民家が無くなることのないイギリスを羨(うら)やむのです。イギリスでは2000年時点で、24059軒の茅葺き民家が登録文化財として存在し、減ることはありません。その価値が認められているため、茅葺き民家に住むことは、お金持ちのステイタスとなっているのです。茅葺き職人の仕事は必ずあり、2〜3人で構成される約900の茅葺き会社が存在します。2〜3年掛けて12週間の実技を学ぶ学校があり、約200〜240万円の授業料は、地方開発委員会が負担するため実習生の負担はありません。これらの組織のトップが、チャールズ皇太子なので、ただただ羨(うらや)むばかりです。

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ゴロン、ハイハイ

頭に置鍼して、30分の待機時間、以前はベッドで休憩される患者さんが多かったのですが、最近では80〜90%の患者さん、待合室でゆっくりされます。その間、雑談したり、山元式新頭鍼療法(YNSA)、操体法などの話になっていたのです。ところが、最近の治療で、ある一つのパターンが生まれつつあります。セルフケアを目的としたYouTube(あじさいの杜鍼灸院制作)を2本くらい見てもらうようになって来ました。

今まで治療していた鍼灸師が、「同じ顔をしてテレビにでとる」感があるようで、しっかり見てくれます。最後のシーンは、「それでは、チャンネル登録よろしくお願いします。」と言って、両手をふるのですが、画面に向かってニコニコ顔で両手をふってくれたりします。「寝ながらできる腰痛改善」を見ていた80才代の女性患者Aさん。

「先生、畳の上で仰向けになってしまうと、起きられない様な気がするの・・・・だからどうしても、ベッドの上でやるの!・・・先生、私の右膝人工関節だし・・・・」

「Aさん、それはね、起き方が悪いだけなのよ・・・・いい?見てて・・・こんな起き方はダメよ。」

と、仰向けになり、ジャックナイフをたたむような動作をして、止めるように指導。次にゆっくりうつ伏せ状態になり、赤ちゃんのハイハイポーズ。

「・・・・ね、これだったら出来そうでしょう?」

「・・・・・・・・・あら?出来た・・・・ゴロン、ハイハイね・・・・何かに書いとく。」

と、勉強熱心なAさんです。「忘れたらまたやりましょう!」と約束して帰られました。

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ホームページにYouTube コーナー制作途中

本日、午前中にYouTubeの制作。
今回も、操体法による骨盤矯正で、座ったままで出来るセルフケアにしました。これを覚えておくと、事務仕事などで座ることが多い方は、便利だと思います。「いつでも、どこでも、かんたんにできる」をモットーにして今後も色々作り出して行こうと思います。

今回は、イス座位。片方の膝をゆっくり前方に出していくと、反対の方向にカラダは、ゆっくり連動してねじれて行きます。この時の原始感覚(痛い、気持ちいい、張りを感じるといった素直な感覚)を聴き分けて覚えておきます。今度は、反対の膝を同じように前方に出して、左右を比較します。ここまでが診断です。診断が終わると、治療になります。まず、やりづらい方の膝を前方に出し、反対側の膝を軽く両手で押さえて、その反対側の膝を前方に出す動きをします。

これらのことを、文章にすると非常に分かりづらいのですが、YouTubeを見ると、簡単に分かります。あじさいの杜鍼灸院のホームページでYouTubeのコーナーを今、作ってもらっている途中です。コーナーが出来次第、連絡しますのでご覧ください。

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