指紋の渦中央部が、患者さんの頭皮から発する波動(叫びのような熱、冷気、色)を感じたところが、治療点。その治療点に爪で押圧した時、患者さんの診断点である膝に触れている反対の手の指紋の渦中央部が何らかの波動を感じたならば、間違いなくそこが治療点。
hiromu
奥が深いのです。
NHKテキスト 「古武術に学ぶ体の使い方。」を読んでいくと、舞の海秀平さんが、「四股は楽をしようと思えばいくらでも楽ができますが、基本通りしっかり踏むと、しっかり10回〜20回で疲れてしまいますね。」とおっしゃっています。
そこで、2〜3か月前から、「10回程の四股で汗をかく」を行なっています。4リットルのペットボトルを左右に1個使う筋肉が動作の場面、場面で変わっていくのが分かります。
奥が深いのです!
ゆっくり右足を上げていくと重心が左にゆっくり移動。この時は背中をまっすぐにしているので、お尻に圧がかかります。上げた右足を超ゆっくり下すと、左太ももの筋肉(特に大腿四頭筋)を使います。
「超ゆっくり四股」は、お尻から下の全ての筋肉を刺激するのが、よく分かります。おすすめします。
筋膜の話
頭に鍼を刺して、30分ほどゆっくりしていただくのです。その間、患者さんとお話することが多くなります。患者さんのお話を伺うことが多くなりますが、私が積極的に話すことも多々あります。
「今世紀になって、筋膜って皆さん聞くきかがあるでしょう?筋膜って薄っぺらい感じのイメージですが、筋肉の中にソーセージのような筋肉があって、それにも筋膜があるんです。そのソーセージの中にも鉛筆のような筋膜があって、筋膜は立体的なんです。ちょうど、ヘチマタワシのような構造。ヘチマタワシの構造物は、セルロースでできていますが、筋膜はコラーゲンで出来ています。コラーゲンは電気を通すんです。」
「なるほど!」
「きっと、私の気は強いので、良く流れるのでしょう。その筋膜の流れが12あるんです、何とその流れが、古代から伝わる経絡(ツボ)の流れと一致するんです。ですから、ツボは一周遅れの最先端なんですね。」
こんな会話をしています。
ジョアン・ミロ
今年で70才を迎えます、まだ、69才・・・・・小さいころ(小学生)、ジョアン・ミロの絵を見て、年をとっても、こんな赤ん坊の様な絵を描いてええんか!・・・・ええなあ!
と、思ったことを覚えています。私のアートの原点かも知れません。子供のような目・・・・・本を読むのが大嫌いだった私。それを、もっとも心配していたのが、父親でした。そこで、小学生が書いた詩集「小さな目」を、父親は私に見せていました。なんとか、それは読むことが出来ました。
大阪万博が1970年に開催されました。私が16才になる年・・・・ということは、高校1年生になる春休みだったように思います。その時、初めてジョアン・ミロ壁画を見て感動しました。それから、34年後の2004年にマジョルカ島のジョアン・ミロ美術館で滞在型アーティストとして、2か月地元の子供達と作品を作ることが出来る幸運に恵まれました。そして気がつくと、鍼灸師となり週に一回、興居島で出張治療。ジョアン・ミロが、
「あなたは、美術家より治療家に向いているよ。」
と言ってくださったのかも知れません。
少し分かったこと
最近、少し分かったこと。
皮膚から1cmくらい上に情報がうごめいている。それを、指紋のある指先が感知する。
つまり、皮膚に触れないで指先で感じる最も適切な波動を放出している個所が、治療点。
治療点を見つけている間、膝のウラ側に軽く指先を当てていると、様々な情報を感じとれます。治療点を見つけ爪で押圧すると、膝のウラ側に当てた指先に、
「ビンビン」
と波動を伝えることが、よくあります。この波動を感じたら、この治療点が間違いないということになります。全て繋がっているのです。元々、1個の受精卵から産まれた我々。繋がっているのです。機械のパーツではありません。生命体なのです。
インコのちいちゃん、外へ!
我が家には、メス猫・モモとメスインコ・ちいちゃんが同居しています。やっと猫モモが私を信頼して接するようになりました。ちいちゃんは、自分が鳥であるという自覚が全くないんです。クチバシと足2本でカゴの中を縦横無尽にヤモリ歩きしています。なので、住まいのカゴの入り口を開けても、ちいちゃんは飛びだすことはありません。外の世界に全く興味がないのです。
そんなちいちゃんと遊んでいると、カゴの入り口からカラダをはみ出そうとしているちいちゃん。何とカゴから外へ!
一気に飛び上がると思いきや、重力に従って落下。
「ストン!」
「何しよん、ちいちゃん・・・_」
と言いながら、ちょっと小太りのちいちゃんと抱えると、メス猫モモが素早くやってきて、
「あと少しで、食いつけたのに、残念!」
と不満気にしゃべりかけました・・・・・にしても、ちいちゃん、飛ぶ練習をしていないんだから、飛べないよね。鳥だから飛ぶというのは違うんだよね、練習する時期がなかったのだから、しかたがないよね・・・・インコが飛ぶためにも、練習が必要なのです!
患者さんの語り
患者さんが幼いころ、お祖母さんのお祖母さんが語ってくれた話の続編です。
「そこで、小さな田舎の小さな庄屋でも、年に一度、小作人に大盤振る舞いをせないかん日があるんです。その日だけは、小作人が土間から上がって畳に座って宴会できるわけです。山奥じゃけん、普段は海の魚なんか食べれんわけですな。ところが、その日ばかりは朝上がった海からの幸を取り寄せ、刺身にして昼間からドンチャン騒ぎ・・・・これをせんと、小作人はついて来れんのですよ。」
「なるほど、それこそハレの日ですね!」
と、昔の田舎生活を偲ぶのでした・・・・おしまい。
出来た!
山元式新頭鍼療法(YNSA)の認定鍼灸師になるために、必要な35症例をやっと書き上げました。PC使うの大嫌い・・・・・目が疲れます。患者さんの気持ちがよく分かりました。
明日、もう一度チェックして提出します。
炭2つ
患者さんに置鍼した後は、患者さんの話を伺うことがほとんどです。今回は、患者さんのご先祖話。
「私の母方の祖母が、幼い頃に、祖母の祖母から受けたしつけがあったんです。小さな村の小さな庄屋だったので、『囲炉裏の炭は必ず2個は残しておきなさい』というしつけだったんです。昔の家は、土間があってそこにオクドサンがある台所で調理します。そして、囲炉裏で火を炊いて茶瓶を置いて、お湯を沸かしていました。その時の炭が絶えたら・・・・当時は、マッチなど無かったから火打石で火を起こさないといけなくなってしまうんです。」
「そうか!そりゃ大変だ・・・・火は、昔貴重だったんですね。」
「庄屋だったので、小作人を抱えていて、農作業をしてもらうわけですが、昼間の休憩時間に、キセルのタバコを皆んな吸うでしょう。そこで、小作人は土間までしか入ってはいけんという決まりごとがあるんです。すると、祖母の祖母は、『これ(炭)でおやり』と、炭を土間に投げるんです。小作人は、その火でタバコに火をつけるわけですよ!」
「はあ〜、なるほど、それで炭を2個必要としたんですね。」
「それで、まだ話は続くんです。」
次回に続く
地方が強い
「興居島では、お灸の治療が好きな方が増えてきてるんですよ。」
「ほうですか・・・・やっぱり、幼い頃からお灸に慣れとるけんじゃねえ〜」
なんと、日本で一番お灸が浸透しているところが、愛媛県だったのです。愛媛県には独特なお灸文化が残っています。ここを、ほじくり返すと日本が見えて来る気がします。地方から、目が覚めるメッセージを放つぞ! 見ておれ!