鍉鍼(ていしん)

 

 

先週の金曜日から、しばらく気分が落ち込んでいたのです。その理由は、命の次くらいにに大切な「鍉鍼(ていしん)」という刺さない鍼が無くなったからです。この鍉鍼は、東京医療専門学校のM先生が使っておられた金鍼を、歯科技工士の友人が型取りして銀鍼に完全コピーし「自由新型週末へ」と書いてくれた、唯一無二のものなのです。

それが、無くなった!・・・・この落ち込み具合は、尋常ではなかったのです。しかし、平然と治療はこなしていきました・・・最近では、無くすことの無いように、100均で買った透明のハンコ入れに保管するようにしていたのですが・・・・ちょっと、油断してしまいました。

先日は、友人と一緒に鍼灸院で探し続けたのですが、「ここには、無い」と結論が出ました。そこで、今朝から2階の我が家を大捜査。『必ず、ここにある!絶対見つかる!』と念じながら、畳を見つめていると、キラッと光るもの。

「あった!」

思わず大声が出ていました。

どうやら、ズボンのポケットに入れていた鍉鍼が、ズボンを物干し竿にひっかけたとき、落ちたようです。

教訓:鍉鍼は治療後、必ず100均ハンコ入れに納めること。

 

靱帯損傷

手の指関節の靱帯損傷の患者さんが来院。当院に来られる前に病院で「靱帯損傷」の診断がありました。よく伺ってみると、手術が必要だということです。そこで、インターネットでコピペをして下記に載せます。

『靭帯損傷の治癒にかかる期間は、靭帯損傷の部位や程度、個人の体質によって変わります。以下に、靭帯損傷の程度と、回復までの期間の目安を記載します。

軽度の損傷(Ⅰ度、靱帯の断裂なし)

靱帯が伸びるだけで断裂しておらず、わずかな腫れと痛みを伴います。

部位にもよりますが、およそ2~4週で回復します。

中度の損傷(Ⅱ度、靱帯の部分断裂)

靱帯の部分的な断裂があり、明らかな腫れ、痛み、動きの制限を伴います。

関節が少し不安定(ぐらつく)になります。

部位にもよりますが、およそ4~8週で回復します。

重度の損傷(Ⅲ度、靱帯の完全断裂)

靱帯の完全な断裂があり、強い腫れ、痛み、動きの制限を伴います。

関節がかなり不安定(ぐらつく)になります。

手術が推奨されることも多いです。完全な回復まで3~6ヶ月程度を要します。』

ということは、この患者さんは、靱帯の完全断裂となります。そのため、回復に2ヶ月必要と言われ、テーピングをしっかりしています。腫れはそれほどひどくなく、合計10本の頭への置鍼と、足指へのお灸で手の指の痛みもなく、指もスムーズに動きます。患者さんには、医師としっかり会話をして納得のいく方法を選んでいただきたいと思います。

トマト料理

患者さんから、無農薬で作られたトマトをいただきました。しかも、皮をむいて塩をふりかけ、バジルを入れて素敵な料理にして!

美味しいです。

患者さんに助けられて、治療を続けられています。本当にありがたい事です。

明日も、治療に励みます。

200人

 

今日は、午後10時過ぎにやっと仕事終了。明日は、9時から治療が始まるので、これから安物のワインを飲んで、寝ます。この調子で頑張れば、今月は延人数200人の患者数になる可能性ありです。しっかり、治療に励みたいと思います。おやすみなさい!

裏内庭

 

 

今回初めての80才代女性患者Cさん。とてもお元気で70才代前半に見えます。今回は、左ソケイ部と下肢の外側に硬い張りがあります。それらを、耳裏の治療点に3本の置鍼で回復できました。最近は、腰痛を耳裏で治すことが多くなっています。

先日、男子高校生のギックリ腰患者さんが来院。歩くことも出来ないほどで、立ったままで治療を行ったのですが、その時、耳裏の治療点がよく効いたのです。その高校生は、途中から自主的に座るほどになりました。今回のCさんも、耳裏がよく効き6本の置鍼で終了となり、あとは、足に見つけた治療点にお灸をしながらの雑談となったのです・・・

「私が小学生の頃、食あたりで母親にお灸をしてもらったことがある。あれは、足指に墨塗って足ウラにあとつけして・・・・あれ、よう効いた!」

「それって、*裏内庭(うらないてい)というツボです。お母さん、すごい!よくご存知だったですね・・・・山本一力さんの時代小説「たすけ鍼」で、食中毒の患者さんを、裏内庭のツボにお灸して治す話があるんです・・・・小説では、知っていたのですが、実話を聞くのは初めてです。」

Cさんと山本一力さんのご出身は、高知県。高知県では、食あたりが多かったのでしょうか?裏内庭が一般生活に浸透していたのでしょうか?今度、高知県出身の患者さんが来られたら、やんわりと伺ってみましょう!

*解毒(食中毒・食あたり・アレルギー)のツボ(インターネットからのコピペ)

足の裏に裏内庭(うらないてい)というツボがあります。第2趾の真ん中に墨(マジック)で印をつけて、趾(あしのゆび)を折り曲げると、印が足の指の付け根につきます。そこが裏内庭です。ここに左右とも熱さを感じるまでお灸を据え続けると、すぐに吐き気が治まります。食中毒のときなどは、初めは全く熱さを感じないことが多いです。

実際に私も食あたりを起こしたときにやってみたら速攻で治りました。妻や私の母親が食あたりを起こした時も私が治しました。

要するに解毒のツボなので、アトピーなどアレルギー疾患にも使われます。病院の閉まっている夜間に食あたりを起こしたときは知っておくととても便利なツボです。

ニンニク

私は、ニンニクが好きなのですが、患者さんと対面の仕事をするため、全く食べていません。ところが、患者さんからいい情報が入ってきました。

「先生、ニンニクは蒸すと臭いが消えるんよ。蒸した後、レモンの輪切りと一緒にビンにいれて、そして、ハチミツを入れたらええんよ。中国製で、ええというか中国の方がええんよ。リーさんという韓国人のYouTubeを見て料理の勉強しているんじゃけど、中国の野菜や蜂蜜は農薬なんて使ってないよ。野菜なんか歪(いびつ)な形で虫に食われたものが、市場でドンドン売れて・・・・日本だけよ、農薬だらけの野菜は・・・・もう、日本は遅れてしもうとる。」

と、色々教えていただきました。ニンニク、やってみます。

四股

四股を50回程しても汗は、さほど出ないのですが、4リットルのペットボトル2個を肩甲骨に乗せて四股30回すると、大量の汗。これは、スペースを取らない非常に効率の良い健康法です。四股とスクワットでは、鍛える筋肉が違います。スクワットは太ももの筋肉を鍛えるのに対して、四股はお尻の筋肉を鍛えます。お尻には小臀筋、中臀筋、大臀筋という骨盤を支える筋肉があります。少し、話が脱線しますが、このお尻の3つの筋肉が、肩にある三角筋の前部繊維、中部繊維、後部繊維と対応しています(と、私が勝手に思っているだけです)。そのため、肩の三角筋が痛い患者さんには、お尻の筋肉に鍼を刺して治療しています。

話戻って、四股ですが、四股をする場合、スクワットと違い前傾姿勢になりません。脱力した状態で地面に対して垂直になります。その姿勢が取りづらいので、4リットルのペットボトル2個を肩甲骨に乗せると簡単に四股の姿勢を取ることができます。

今月14日(日)から、大相撲名古屋場所が始まります。力士が当たり前にしている四股を見ながら、真似してみてはどうでしょう?相撲から学ぶ事はたくさんあります・・・大ノ里が優勝を決めて大関へと駆け上がってもらいましょう。

YouTubeで、このペットボトルを使った四股の方法を紹介しています。興味ある方は、ご覧下さい。

指先センサー

現在は、患者さんに直接触れないで、中指の第一関節から指先の指紋が渦巻くところをセンサーのようにして、治療点を見つけています。この利点を掲げます。

①感覚を研ぎ澄ますため、患者さんの反応に対して非常に敏感になり、かつ集中力が増す。

②以前の目測し親指の爪先で圧痛点を探すというスタイルの中間に、指先センサーで治療点を詮索するため、より正確性を増す。

③患者さん自身、センサー詮索を受ける間、感覚を集中するようになる。

これらの結果、治療効果が上がるような気がするのです。もう少しこの方法を継続し、私なりの治療法を確立していきたいと思います。

モモ

今回は、モモ(メス猫)の計画的な家出について。

前回の家出から帰ってきて、私にべったり近づくことも多くなったモモ。私が寝ている枕元で寝るようになりました。最近では、インコのちーちゃんとも仲良く一つ部屋で暮らしていたのです。が、何を思ったか、モモは私が部屋に入る瞬間を狙い一気に外へと、遊びにいったのです。

「可愛い子には旅をさせよ」です。

もう、全然気にしていません、今後も時たま、あるであろうイベントです。

幸い、裏山が自然豊かなところなので、自由に遊んでもらおうと思っています。明日か明後日には、ノドカラカラで帰った来るでしょう!

EM菌の威力

 

(茶色い部分が、EM菌に食べられたところです)

 

先日の洗濯での出来事。下着、服、靴下などはネットに入れて、洗濯から乾燥まで出来る洗濯機で洗濯するのですが、タオルや日本手拭いなどは、ネットに入れないで洗濯機に放り投げます。そのため、洗濯、乾燥を終了して、フタを開けると、日本手拭いが出てきました。

「・・・うん?・・・何これ?」

何と、日本手拭いに染めている文字が*EM菌によって食べられていたのです!なぜこんな事になったのか、全然わかりませんが、そのパワーを改めて思い知りました。しばらくの間、このEM菌に食べられた日本手拭いを壁に貼って、患者さんに見てもらうつもりです。そこで、EM菌に少しでも興味を持っていただければいいと思います。

*EMとは、農地や水環境の改善に威力を発揮する光合成細菌や、発酵型の乳酸菌、酵母など、自然界にいる人にも環境にもやさしい善玉菌の集合体です。これらの善玉菌を絶妙な比率でブレンドし、相乗効果を生み出したのがEMという共生関係です。1982年に比嘉照夫琉球大学名誉教授によって開発され、現在では、農業、畜産、河川浄化、健康など様々な分野において世界100カ国以上で使われています。