夜泣き

先日、夜泣きがひどいと、1才の男の子お孫さんを連れておばあさんが来られました。そこで、3点お教えしました。

1)脇の下をくすぐって、無意識の動きを作りカラダの歪みを取ってあげる。

2)銀のスプーンを手のひらで持って、スプーン腹の部分を赤ちゃんの腕と下肢に上から下へナデナデする。

3)身体(ちりげ)というツボ(第3棘突起と第4棘突起の間→赤ちゃんが四つ這いになり、頭を上げて窪(くぼ)むところに、1番弱いせんねん灸をしてあげこと。

1)、2)の実践をして、3)はモグサで艾炷(がいしゅ→半米粒大の円錐形)を3壮しました。

赤ちゃんは、特にお灸が気に入ったようで、穏やかな顔でニコッとしていました。この3点を続けることとアドバイスしました。私の長女が0才のころ夜のドライブ中、急に泣き始めパーキングエリアに駐車し、身体(ちりげ)にお灸を2壮。

「ブッ~!」

と大きなオナラをしたかと思うと、スヤスヤ寝てしまいました。これには、本当に驚きました・・私がまだ、鍼灸師ではない時のことでしたが、知識があったので本当に助かりました。夜泣きや風邪にも効きます・・・是非ともお試しください。

手の打撲は足で治す

高校生の女子患者Aさん、4日前に自転車に乗っている時、男性が運転する自転車とぶつかり右薬指を打撲。右手を握っている時は痛くないのですが、伸ばすと痛みが出ます。高校ではスポーツクラブに入っているので、早く治したいと来院されました。山元式新頭鍼療法(YNSA)ではヒタイ中央部の生え際にあるA点の適応症の第1項目に、(1)外傷、捻挫、または術後の除痛とあります。実際、私が初めて宮崎でのセミナーに参加した時、山元敏勝先生は、ほとんどの症状をA点周辺の置鍼で取っておられました。そんな折、ベテラン鍼灸師の先生が、

「先生、何故そこに打ったのですか?」

 

と、突然質問されました。ベテランの先生にとっては、腰痛はD点で取るはずなのに何故A点なのか疑問に思われたのだと思います(当時の私には、A点もD点も全く知らなかったので、そんなレベルではありませんでした)。

「・・・・・よく分からない・・」

と平然と答えられました。この時、山元敏勝先生は、全くレベルの違う世界に生きておられのだと知りました。そんな山元先生が置鍼しておられたA点に除痛の作用があるので山元先生になりきって3本置鍼したのですが、Aさんの痛みは全く取れませでした・・・これが私の実力です。

そこで、右手の治療点であるC点と、Iソマトトープの右手治療点に置鍼しました。ほんの少しだけ痛みが軽減したそうです。そこで、事故をした時のことを想像しました。右手の打撲は、一瞬カラダが身構え収縮し、特に右前腕を異常に収縮させているはずです。そうなれば、対応する右ふくらはぎのヒラメ筋を緩めるしかありません。1番細い鍼をAさんの右ヒラメ筋に刺して、

「どう・・・右手は?」

「・・・・少し変わってきました。」

そして、今まで萎縮していた右下肢全体が、無意識にズンズンと伸びてくるのが分かります。

「ほら、脚が伸びよるじゃろう?」

「ハイ!」

それに伴い、Aさんの右薬指の可動域が段々と大きく、しかも真っ直ぐ伸び始めました。3本置鍼したまま、今度は右足の第4趾(右手の薬指に対応する) にお灸をすることにしました。圧痛点を丁寧に探すと1点見つかりました。そこに20~30壮お灸をし、治療点にパイオネックス(皮内鍼)をして終了となりました。高校生は治りが早いので、この1回で治るのではないかと思っています。

3年間続いた痛みが取れた

 

3年前から左の首と頭蓋骨の境目と、肩甲骨の内側にピンポイントで痛みがある50才代の女性患者Bさん。今回初めての来院となります。また、目の奥とこめかみにも痛みがあるそうです。そこで、合谷診で左右のバランスを確認する前に、目の治療点に10個所置鍼しました。

合谷診:(人差し指と親指の間の触診)左→左上腕診、左膝診を行う

上腕診:腰椎(1)

膝診:頸椎#1~7(1)、胸椎#1~2(1)、大脳(1)

首診:左肝(1)、左胆(1)、左心包(0)、左大腸(1)、左三焦(0)、左脾(1)、左小腸(1)

上記の自律神経と内臓を整える治療点に9本置鍼するだけで、左の首と頭蓋骨の痛みが無くなりました。

「えええっ・・・・あれだけ、痛みが取れなかったのに、ええええっ・・・・」

肩甲骨内側にまだ少し痛みが残っていたので、左C点に置鍼で痛みはなくなりました。そして、目がスッキリしたそうです。

首は薄い筋肉に覆(おお)われており、内臓は首からの筋膜にぶら下がっていると考えられます。もう少し厳密に言うと、首から頭にかけての筋膜の方が正しいです。ですから、内臓の状態が首で分かりやすく、治療点が頭に存在するのです。頭の緊張した治療点が緩むことで、一気に内臓が緩み、それが、足先まで影響します。私は現在、膝診をして頭の置鍼をすることで、膝も緩むことを確認しているので、足先まで影響すると類推しています。

返す返す、この原理に気付かれた山元敏勝先生には、敬服いたします。

しもやけ対策

冬になると足にしもやけが出来る40才代の女性患者Aさん。お灸をしようとお灸のセットを購入されたそうです。お灸の習慣がまだ残っている愛媛県では、ドラッグストアでセンネン灸はもちろん、モグサと線香が入った紙箱セットを購入出来ます。京都でこのセットを買おうとドラグストアを歩き回ったのですが、ありませんでした。そして、新京極にあるお灸専門店でやっと購入できました。このお灸専門店は、女性に人気があるようで、ほとんどのお客さんは女性でした。今後、お灸に今一度スポットライトが当たるといいのですが・・・

そんな訳で、Aさんにモグサから米粒ほどの大きさの円錐形の艾炷(がいしゅ)を作る方法をお教えし、火をつけたり消したりする方法をお教えしました。Aさんは器用に1回目からキレイな艾炷を作ったのには、驚きました。鍼治療後、冷え性に効くツボにお灸をしました。このツボは次回のYouTubeで紹介しますので、興味ある方はご覧ください。

合谷診:(人差し指と親指の間の触診)左→左上腕診、左膝診を行う

上腕診:頸椎(0)、胸椎(0)、腰椎(0)、脳幹(1)

膝診:頸椎#1~7(2)、胸椎#3(0)、腰椎#6(1)、大脳(1)、小脳(0)

首診:右腎(1)、右膀胱(1)、右大腸(0)、右三焦(1)、右胃(1)、右脾(0)、右小腸(0)、右肺(0)

左肝(0)、左胆(0)、左心包(1)、左心(1)、左大腸(0)、左三焦1)、左胃(0)、左脾(0)、左小腸(0)

Aさんは、1週間に1度の通院で今回が8回目。最初は全身がこっていて痛々し様子でしたが、徐々に全身が緩んできています。この調子でお灸を続け、冬のしもやけができないことを期待しています。

説明出来ない説明

2週間に1度のペースで来院される50才代女性患者Bさん。元々右股関節が悪く足を引きずって歩いていたのですが、それは治って普通に歩けます。ただ、しばしば右腰外側から膝下にかけて痺(しび)れと痛みが出る時があります。今回も痺れと痛みが右腰から右膝下にかけてあります。

合谷診:(人差し指と親指の間の触診)左に圧痛点→左上腕診、左膝診を行う

上腕診:頸椎(0)、胸椎(0)、腰椎(0)、脳幹(0)、大脳(0)

膝診:頸椎#6(1)、胸椎#11、#12(1)、腰椎#5、#6(1)、大脳(1)、小脳(0)

首診:右腎(0)、右膀胱(1)、右肝(1)、右心(1)、右三焦(1)、右脾(1)、右小腸(0、右肺(0)

左肝(0)、左胆(1)、左心包(0)、左心(0)、左肺(0)、左三焦(1)

置鍼11本

最後の左三焦の置鍼を、生え際から頭頂部までの中間にある治療点に行いました。すると、

「アレ?・・・・しゅわ~っと、脚の痛みが無くなっていった!」

と不思議な言葉がBさんの口から出てきました。腰痛や首痛などが、自律神経を整え、内臓を整えるだけでなくなることは、本当によくあります。しかし、今回のように1本の内臓に関する頭頂部の置鍼で今まで感じていた痛みがなくなっていたのは、私にとっては、珍しいことです。ここで、三焦の意味をPCから引用します。

『三焦とは漢方で、六腑(ろっぷ)の一つ。三つの熱源の意(英語ではTriple Heaterといいます)で、上焦は横隔膜より上部、中焦は上腹部、下焦はへそ以下にあり、体温を保つために絶えず熱を発生している器官とされる。みのわた。み‐の‐わた』

私は、特に今世紀になって注目されている筋膜、特に内臓を覆(おお)っている全ての筋膜の事のようにイメージしています。このように解釈するとヘソ以下の膀胱辺りの筋膜まで繋(つな)がるので下半身が緩(ゆる)んでも不思議ではありません。また、薬指から起こり前腕外側→上腕外側→肩→鎖骨→胸骨→横隔膜→三焦→股関節→膝ウラまでの経絡の流れがあります。つまり、腰から膝下までの痺れ、痛みが無くなっても説明出来ることになります。

しかし、私が左の三焦治療点に一番最後に置鍼した時、なぜ右腰から右膝下までの痺れと痛みが取れたのかは、疑問です・・・・・普通に考えると左の三焦治療点に置鍼すると、左腰から左膝下までの痺れと痛みが取れるはずです。

Bさんは、合谷診で左が反応しました。という事は左側の治療をし、自律神経を整えます。次に首診を行い内臓を整えるのですが、今回は右側に圧痛点が多かったので右側から頭に置鍼していきました。最後の最後に首全体が緩んだ瞬間、全てのバランスが整ったのだと思います。その場合は、左右関係なく痛みや痺れがなくなるのだと思います。実際には、右股関節あたりに少し痛みが残っていたので、右耳の上(Iソマトトープといいます)に置鍼して、痛みを取り終了となりました。

耳鳴り治療点の理屈が分かった!

週に一回、今回で17回目の治療となる80才代の女性患者Aさん。最近の5回は耳鳴りの治療点に置鍼しています。その結果、家族の喋(しゃべ)り声が大きくなったのが分かるそうです。台所で洗い物をしていると、思わず「うるさいな!」と振り向きそうになることがあったそうです。当院で流している音楽も、通院当初は聴こえるかどうか非常にあやふやでしたが、今でははっきり聴こえるようです。今回も13本しっかりと置鍼しました。

「それにしても、どうして山元先生はこの治療点を見つけたんですじゃろ?」

と私が、つぶやくと同行しているAさんの娘さんが、

「そりゃあ、凄い数の患者さんを診とるけん、経験から分かってくるんじゃわい。」

「・・・まあそういう事かなあ・・・」

と半分納得、半分疑問・・・・そこで、ちょっと理屈を探してみたくなりました。側頭部の筋肉を見ているとヒントが浮かんできました。それは筋肉と筋肉の境目です。それぞれの治療点は2~3の筋肉の境目になっているのです。写真の赤点が治療点・・・・それでは何故境目が治療点なのか?・・・・・それは、筋肉の動きと筋膜との関係があると思います。

それぞれの筋肉は違った動きをするため、治療点にある筋膜が絡(から)みやすくなり、圧痛点となりやすいのです(断定しています)。また、たった1本の置鍼で2~3つの筋肉に影響を及ぼすので効果的なのです。その結果、耳周りの血流が良くなり耳の働きが良くなるのです。

この事を、患者さんに説明すると説得力が出てきます。どうやら次回のYouTubeのテーマが決まったようです。

問診が大切

 

3ヶ月前から、めまいが激しくなり天井が回り始めた50才代の女性患者Cさん。病院に行き、検査をしてもどこも悪くありません。病院からは、メニエール病の薬を出され飲むと、かえって調子が悪くなるので飲まないようにし、漢方薬だけを飲んでいます。徐々に天井が回る感覚が無くなり、ふらふらする感覚になり、現在はゆらゆらする感覚になっているそうです。首肩のコリはかなり気になります。

病院では、どこも悪くないと診断されたので、自律神経と内臓を整えるだけで、どうなるのかCさんの同意を得て、試してみることにしました。

 

合谷診:(人差し指と親指の間の触診)左→左上腕診と左膝診を行う

上腕診:頸椎(0)、腰椎(0)、脳幹(0)

膝診:頸椎#1~7(3)、胸椎#4(1)、腰椎#1~6(1)

首診:右心(0)、右三焦(1)

左腎(1)、左膀胱(3)、左肝(1)、左胆(1)、左心包(0)、左心(0)、左三焦(1)、左脾(0)

上記13本の置鍼。

首肩のコリはなくなり、ふらつきもありません。これがいつまで保つか分かりませんが、今のところいいようです。頭に置鍼をしたまま、長時間おしゃべりをしていると、

「あっっ、そういえば天井が回るようになる前、突然耳鳴りがし始めたんです。」

ということは、内耳神経と耳鳴りの治療点が、最も良い置鍼の個所の可能性があります。しかし、置鍼してから随分時間が経っていたので、次回の治療では必ず内耳神経と耳鳴りの治療点に置鍼をすることを約束しました・・・・ここで、ふらつきを患者さんが訴えたとき、内耳神経と耳鳴り治療点を積極的に進めるべきであったと、反省しています。もっともっと、患者さんの声を引き出せる問診が大切なのですね。

患者さんのおかげ

 

週に一度、通院して体調管理をしている60才代の女性患者Aさん。前回は右下歯ぐきに痛みがあったため、右眉の眉間寄りの圧痛点にパイオネックス(皮内鍼)を貼りました。それが随分効いたようで、1日中貼って翌日には、はぎ取ったのですが良くなったそうです。ところが、今度は左の歯ぐきが痛み始め、歯医者に行きお薬をもらって、やっと痛みが治(おさま)り始めたそうです。

そこで、早速左の眉毛の眉間よりの圧痛点にパイオネックスを貼りました。

「これは、効く感じがします・・・・左歯ぐきが痛くなった時、左の眉毛を爪で押したら、飛び上がるほど痛かったんです。でも、今日はそれほどでもなかったので、これ(パイオネックス1個)で大丈夫だと思います。」

Aさんは、それぞれの治療点を覚えて、セルフケアの努力をしているので、感心します。また、Aさんは、頭への置鍼が嫌なため、足に見つけた治療点にパイオネックスを貼り自律神経と内臓を整えて終了となりました。多くの人は、あまりパイオネックスに関しては痛みを感じないのですが、Aさんは、パイオネックスに対しても痛みを感じることが多いので、貼る場所を現在模索中です。このような患者さんのお陰で、治療が進化していきます。Aさん、様々なご意見本当にありがとうございます。

合谷診:(人差し指と親指の間の触診)左→左上腕診、左膝診を行います

上腕診:腰椎(0)

膝診:胸椎#1、#8、#9(1)、腰椎#6(1)

首診:左膀胱(1)、左肝(1)、左心包(0)、左脾(1)

上記5個のパイオネックスで治療終了。

閃きのための蓄積

月に一回、体調管理に来られる50才代の女性患者Aさん。今回は左右の側頭部痛、左右の首痛及び右肩甲骨に痛みがあります。首診で首の診断点を探り、側頭部の治療点に置鍼すると徐々に首が緩んでくるため、今日のAさんにとって山元式新頭鍼療法(YNSA)は、ぴったりの治療となります。

合谷診:(人差し指と親指の間触診)左→左上腕診、膝診を行う

上腕診:頸椎(0)、腰椎(0)、大脳(0)

膝診:頸椎#4~7(2)、胸椎#6~8(1)、腰椎#3~6(1)、大脳(1)

首診:右膀胱(1)、右大腸(0)、右三焦(1)、右胃(1)、右脾(1)、右小腸(1)、右肺(1)

左腎(0)、右肝(1)、右胆(1)右心包(0)右心(1)、右大腸(0)右三焦(1)右胃(0)、右脾(1)、右小腸、右肺(0)

上記16本置鍼。

Aさんの側頭部痛は、左耳にこもった音声をもたらしています。左側頭部の治療点に置鍼していくに従って、徐々にこもった音声が薄れていったそうです。そして、首診から側頭部に置鍼を終えた段階で、首痛がなくなりました。後は、右肩甲骨痛です。この治療点は、C点という右のオデコの圧痛点に置鍼。

「どうですか?」

「・・・・・鼻が、通ってきました・・・・肩甲骨も楽です。」

Aさんは、感覚が鋭くカラダの反応が瞬時に出るので、いつも勉強させて戴いております。C点に置鍼してなぜ鼻が通るのか・・・理由は分かりませんが、何故だろうと考えるチャンスをいただけます。この蓄積が多分、何かの閃(ひら)めきを産むのだろうと思います。

初診の患者さんに説明

 

50才代の女性患者Cさん、左膝が痛くて初めて来院されました。10年間には、左膝半月板を痛めたそうです。仕事は歩き回る事が多いので、膝痛はこたえます。特に階段の上り下りがつらいそうです。

「山元式新頭鍼療法(YNSA)では、脳や頸椎、胸椎、腰椎とある背骨の状態を反映している肘や膝の圧痛点を確認して、頭の治療点に鍼(はり)を刺し圧痛点がなくなったのを確認します。これで、脳や背骨から出ている自律神経を整えることになります。次に、首診ですが、首は内臓の状態が映し出されています。内臓は平滑筋という自分の意志とは関係なく勝手に動く筋肉で出来ていて、筋膜に覆(おお)われています。

腕や足にある自分の意志で動かす筋肉、これを骨格筋といいますが、この筋肉にも筋膜があります。筋肉の中には束になった細い筋がいっぱいあり、一つ一つの束にも筋膜があります。その束にももっと小さな筋肉があって、それにも筋膜があります。ですから、ここ(骸骨モデル=トンスケ)にあるヘチマタワシのようになっているのです。

そして、内臓と骨格筋とは筋膜を通してつながっているんです。元々人間のカラダは60~70%水で出来ています・・・水袋に骨が浮かんでいて、それを筋膜が支えていると考えてください。首や肩、腰が凝って痛いのは、その部分の筋膜がねじれて血流が悪くなっているからです。どこかが、ねじれるとそれに対応するところの筋膜もねじれて、引っ張り合いをしてバランスを取るんです。

遠くにある筋膜ほど、影響力があります。綱引きでも一番後ろのアンカーが力持ちで影響力を持っているでしょう?ですから、遠くにある頭の筋膜が緩(ゆる)むと内蔵も手も足も緩むんです。緩む時、骨だって動きます。だって、骨は水袋に浮いているんですから。」

と言った説明を初診の患者さんには、します。

合谷診:(人差し指と親指の間の触診)左→左の上腕診、膝診を行う

上腕診:頸椎(0)、胸椎(0)、腰椎(0)

膝診:頸椎#2~4(2)、胸椎#10~12(1)、腰椎#5(1)

首診:右腎(0)、右膀胱(3)、右肝(0)、右胆(2)、右心包(0)、右三焦(0)、右胃(0)、右脾(0)

左膀胱(3本置鍼も圧痛点取れず)、左肝(1)、左胆(1)、左心包(0)、左三焦(0)、左胃(0)

左脾(0)、左小腸(0)

合計14本の置鍼で膝が随分軽くなる。左の膝痛より、右の膝の方に痛みを感じるようになる。次にG点という耳の下にある治療点に3本ずつ左右に6本置鍼。最後にトルコのドクターから習った右T1、右T2治療点に2本置鍼。

「これでどうですか?」

「・・・・あああ全然痛くない!・・・・これで、明日走っていたら、(仕事場の)みんな驚くぞ!」

と良くなりました。いつまでもつか?・・・・それは、分かりません。