腸管膜根

腸管膜根という言葉を初めて知りました。これは、大沼四廊先生の著書「椎間板ヘルニアは確実に治る」にキーポイントとなる個所として載っています。

『腸管膜根は第一腰椎の左側から右仙腸関節部にかけて斜めに付着しているため、ストレスを受けると収縮して、右側の腸骨を前方上方向に狂わせます。右の骨盤が狂うと右側の下肢を栄養する大腿動脈や静脈が圧迫され右下腹部にうっ血が生じます。』

女性の場合は、右側の子宮内膜症や男性なら前立腺炎やガンを誘発されるとあります。私が操体法治療で、患者さんに仰向けになってもらい、足の長さを比較するとほぼ9割は右足が縮まっていることを確認しています。

「◯◯さんは、右利きですか・・・なるほど、右利きの人は重心が左に掛けるので、左足がながくなる傾向があります。」

といっていたのですが、どうやら腸管膜根が何らかストレスで縮み右足が短くなっていると考えた方がいいようです。明日から、骨盤調整をしてから治療するように治療法を変えます。