「五十肩は、放っておけば治る」とよく言われますが、裏を返せば、「治せない」ということです。
私にとっても、天城流に出会うまでは、厄介な治療の一つでした。
ところが、天城流を鍼灸に置き換えて治療する事で、簡単に治しています。
大胸筋、肩甲骨、腋窩に鍼とお灸をするだけで約1時間で治ります。
写真は、治療後の患者さんが残されたメッセージです。
「五十肩は、放っておけば治る」とよく言われますが、裏を返せば、「治せない」ということです。
私にとっても、天城流に出会うまでは、厄介な治療の一つでした。
ところが、天城流を鍼灸に置き換えて治療する事で、簡単に治しています。
大胸筋、肩甲骨、腋窩に鍼とお灸をするだけで約1時間で治ります。
写真は、治療後の患者さんが残されたメッセージです。
高速バスに乗り、親指に人差し指、小指に薬指をからめてボーっとしていると、
カラダ全体が徐々に丸まってきて、子宮の中の胎児のような姿勢になります。
手をカラダとみなすと、中指が頭、左手人差し指は右手、左手親指は右足、
左手薬指は左手、左手小指は左足となります。
そう思って、左手を眺めていると、イラストのように足を抱えて丸まった胎児に見えてきます。
この事が、直接治療に結びつくかどうか・・・何とも言えませんが、将来の治療症例に役立つ予感がします( ^ω^ )
現在、京都に向かう高速バス(午後10時40分松山発、京都駅翌朝6時着)待ち。
ボーっとするのが得意な私ですが、もっとボーっと出来ないか?
と、ボーっと考えていました。
こういう状況が、案外創造的だったりするときもあります。
昨日、弟が 「人差し指を、親指に掛けて歩くと、疲れない!」と言っておりました。今、ボーっとその理由を考えますと、「肘が内を向く」という状況を作っているから・・ボーっと思ったのです。
小指に薬指を重ねても、「肘が内を向く」状況になります。この2つを同時に行うと、写真のようになり、もっとボーっと出来ます。
そうなんです「肘が内を向く」とボーっと脱力できるのです。その理由は・・・分かりません。
もう少し、ボーっとした感覚に身を置けば・・・京都に着いたころ、分かるかも。
ジャンプ力がアップしたB君(高校の野球部)、肘が痛いので来院。
いわゆる野球肘で、ボールを投げた時、肘関節の内側に痛みが走ります。天城流では、肘の痛みは、肩甲骨からくると診ます。そこで、丁寧に肩甲骨を診ていくと、写真のように圧痛点が見つかりました。
これらの圧痛点に鍼とお灸をし、ボールを投げる動作をしてもらいます。
「軽いです!でも、チョット引っかかりがあります。」
そこで、右膝のウラに指を押し当てると・・・
「痛っいっス‼️」
そこに、鍼とお灸。細い鍼、太い鍼など様子を見ながら丁寧に施術を行います。
「今度は、どう?」
「ぜんぜん軽いっス❗️」
ということで、しばらく無理しないで、練習をしてもらうことにしました。
1週間後に、来てもらいます。
さて、どうなっていることやら・・・続報を必ずお伝えいたします。
(尚、このレポートは、B君の了承を得ています)
5分で、ジャンプ力が7〜8cmアップ!
ふと、仙台操体医学院で行われた、天城流創始者、杉本練堂先生のワークショップを思い出しました。
『あの時、ジャンプ力を上げる施術を目の前で、見たよな〜〜!10cmくらいは、アップしたな〜』
ということは、自分自身にその施術をすれば・・・と思い、早速、実践しました。
まず、天井に向かい思いっきりジャンプ。中指の第1関節が天井に触れました。
その後、ポイントとなるカラダ全体の圧痛点内筋膜を、爪ではがしました。そして、再びジャンプ。すると、手のひらが、天井に付きました。5cmくらい伸びたことになります。
「これは、凄い!これから来る患者さんに、試してみよう。」
丁度、高校野球部のB君が来院。
「ジャンプ力アップしたい?」
「ハイ!」
B君を、外に誘い出し玄関の壁にジャンプをして、最高到達点を覚えてもらいます。
(180cm超のB君では、部屋の中では、計測できません)
速やかに、ベットに寝てもらい、ポイントとなる圧痛点の筋膜はがし(4〜5分は掛かったでしょうか)。
「せ〜〜の〜ジャンプ!」
外に出て測って見ました。すると、お互い顔を見合わせ、一瞬「キョトン」。
7〜8cmは悠に超えていました。
からんだ筋膜をほぐしてバランスを取ると、それぞれの筋肉が相乗的に作用して効率よく機能するようです。これからも、希望があれば、ジャンプ力アップをやってみたいと思います。
A君は、現在高校1年生。中学校では、野球部に所属していました。その野球部では、ベースランニングを中心に走り込みを良くしたそうです。そのせいでA君の両ふくらはぎの右側に圧痛点が出来るのだろうと思いました。
陸上部のトラック以上に、野球のベースランニングは、頭を左に傾けて90度の角度のコーナリングを3回もしなくてはなりません。おそらく、こんな変則的な走りをするスポーツは、野球だけでしょう。
カラダが変則的になっても不思議ではありません。
野球部の皆さん、時には本塁→3塁→2塁→1塁→本塁のベースランニングをやりましょう*\(^o^)/*
一か月前にギックリ腰。
そして、一週間前に同じところ(特に 右の腰)が痛くなり、右の太ももの後ろと、左右のアキレス腱が痛い陸上部の高校生A君が来院。11日間で4回治療し、完治しました。
1日目、寒い夜に自転車で来たため、手足が冷たくて氷の様です。しかも、左右アキレス腱が痛いため、足を引きずりながら歩いています。一番楽な姿勢がうつ伏せ。
うつ伏せになってもらうと、右脚が20mmも長い!
操体法のカカト踏み込みで、骨盤調整をすると、ぴったり揃いました。その後、ふくらはぎに鍼を刺しますが、筋肉が硬くて・・・中々刺入できません。
一番太い鍼で何とか刺せました。これが効いたようです、来た時の腰の痛みが10、全く痛みがないのを0とすると、4になりました。まだ、アキレス腱は6の痛み。
2日目(3日後)せっかく良くなった腰が重い。そして、ふくらはぎが突っ張る感じ。それでも1日目に比べると、歩き方が軽快です。ただ、気になるのが、右アキレス腱の冷え。手を置くと、私の体温が奪われる程の感覚になります。
そこで、右膝のウラからカカトにかけての圧痛点に、太めの鍼とお灸をしっかり施術。これで、腰もふくらはぎも軽くなりました。
3日目(3日後)A君は、腰がまだ気になるようです。
仰向けになってもらいます。右太ももの内側と、両肘が気になります(硬そう!)。
そこで、鍼とお灸を交互に気になる箇所にしっかり施術。その後、右膝のウラの圧痛点にお灸を15壮ずつ。これが効いたようです。腰の痛みが無くなりました。
4日目(4日後)もう腰は大丈夫。ただ、左右のふくらはぎに違和感があるそうです。
仰向けになってもらいます。
「あれ?・・左脚の方が長い・・・・初日は、右脚が2cmも長かったのに!」
なぜか分かりませんが、骨盤の傾きが変わったようです。
今回は、違和感のあるふくらはぎに直接、鍼とお灸で施術。
丁寧に、圧痛点を調べて行くと、右脚の圧痛点は、右外側に膝ウラからふくらはぎ中央部まで縦に並びます。左脚は、右外側に同じように並びます。
一般的には、左脚は、左外側に圧痛点が並ぶはずなのに・・
これは、A君が陸上部でトラックを走っている結果かもしれません。
A君は200m走が得意な為、反時計回りに左にカラダを倒し走ります。すると、右脚、左脚共に右側を蹴るような力が入ります。これを繰り返していくと圧痛点が右に偏るのでは・・・
それから、もう一つ気が付いた事。
足の甲が見える短い靴下をはく高校生は、アキレス腱が冷える!A君はこの大寒波襲来の時期でさえ、足の甲を出して外を歩いています。アキレス腱の冷えは、短い靴下のせいだと思います。
こんな、カラダに悪いファッションは、やめましょう!
A君のお母さんに、電話をしたところ、
「家に帰って、さっそく長い靴下を履いていました。暖かくて気持ちがいいって言ってました。」
A君!エライ‼️
バレー部の男子患者C君。右アキレス腱が1週間前から痛いとのこと。
こういう場合、対角の左手首に圧痛点が出て、左手首の圧痛点が消滅すると、右アキレス腱の痛みが
取れるケースがあります。
ところが、鍼とお灸で丁寧に施術しても、なかなか改善しません。
そこで、天城流を試みます。天城流では、「アキレス腱の痛みは、膝で取る」です。
鍼とお灸を交互に行い、最終的に、鍼で膝下のしこりを取りました。
するとアキレス腱の痛みがなくなっていました。
天城流、恐るべし(*≧∀≦*)
これは、デイープ バック ラインという深層の筋膜と関係があると思います。
膝から足底まで繋がっており、膝とアキレス腱が綱引きをしそうな関係です(^ω^)
アキレス腱に違和感を感じたら、膝をほぐしましょう!
都会でデスクワーク(パソコンを見続ける)を続け、ストレス、首から背中までの痛み、吐き気のため、2ヶ月間休職。
住みやすい松山市に引っ越し、仕事を再開したAさんは30才代の男性。
環境の良さが主な要因ですが、3回の治療で体調を回復しました。
仰向けになってアゴを天井の方に上げていくと、自然に膝と手首が天井の方へ上がり、ベットとの間に隙間ができます。パソコンを見続け猫背になっているAさんは、丁度そんな状態で、仰向けになっています。
右胸コリが、目立ちます。パソコンのマウスをよく使うのだろうと、想像します。右肩、右肩甲骨の内側、右腰部、右ふくらはぎが凝っています。多分、重心が右にかかり歪んだ姿勢で作業をしているのでしょう。こういう方は、骨盤が右下がりになっていることが多く、右足が長くなります。
案の定、Aさんは、15mm右足が長くなっていました。
天城流では、咀嚼(そしゃく)不足が、肩コリの原因の一つとされます。理由は、内臓が下がって骨盤が広がり、筋膜が下へと、引っ張ります。それに対抗して肩の筋膜が綱引きのように引っ張り上げようとするため、肩コリになります。そこで、私は、おヘソ周辺のコリに鍼をさし置きます。
次に、腰の張りには、ふとももの内側に鍼をさし置きします。
また、手首足首のコリが、肩コリの原因でもあるので、そこには、お灸をします。
最後に、肩に直接太めの鍼。
初日は、これで終了しました。
一週間後に来院。
「前回の治療の翌日は、カラダがだるかったのですが、その後は、良くなりました。」
どうやら、鍼灸で好転反応がでたようです。
「それでは、今日、操体法だけで治療しましょうか?」
「ハイ、それでお願いします。」
仰向けになってもらい、右重心で右に下がった骨盤の調整を行います。基本的には、右の踵(かかと)
を、軽く押し込むと調整できます。
仰向けになった時の膝が気になります。ベットとの間に大きな隙間。
これは、膝の裏に圧力が必要な証拠です。そこで、Aさんの踵(かかと)を私の肩に乗せ、脚を伸ばしたまま、ベットに対し垂直に持ち上げ、尚かつ、膝を伸ばすために、Aさんのつま先をベットの方に近づけます。今度は 、Aさんに、
「軽〜く、つま先立ちしていただけますか?」
と誘導しますが、実際には、私がAさんの足首を固定しているので、第三者には、動きは見えません。
「実際には、私が抑えていますので、つま先立ちしていないのですが、カラダの中が動いています。
何となく気持ちがいい力加減で、全身で表現してみてください〜」
Aさん、気持ちよさそうに膝を伸ばしています。
次に、約15分程、足の指を丁寧にもんでいきます。そして、足首と肩甲骨に皮膚の操法。
皮膚の操法は、ただ私の指先をAさんの皮膚につけるだけなのですが、気持ちよくカラダが緩みます。
2日目は、これで終了です。
また、1週間後に来院。
「体調がいいです。今日は、鍼灸でお願いします。」
とのことでした。体調がよくて、肩コリとか感じないので、腹診をすることにしました。
肝経が実して、腎経が虛しています。そこで、足の肝経に置き鍼をし、足の腎経にお灸を3〜5壮。
すると、お腹の肝経に当たるところが、柔らかになり、腎経が実してきました。
Aさんは、都会にいる時より、松山の方がはるかに楽で、好きな釣りに出かける事ができるし、
体調が良くなったそうです。
環境の変化の方が、私の治療よりもはるかに影響があったようです。
「今日は、どこも悪いとこ、ないんじゃけど・・・足が冷たいんよ。」
高校の同級生のため、気楽に会話できます。ベットに仰向けで寝てもらいます。左足の方が10mm程
長くなっています。Aさんは、右利きのため、左足に重心がかかり気味になるため、骨盤が左下がり
になる傾向があります。
筋膜の深層部に刺激を適度にあたえると、一瞬でカラダがゆるむ事があります。筋膜は浅層部、深層部の流れがあり、深層部のデイープ・フロント・ラインのポイントに刺激を与えてみました。
写真に印を付けたところ、後斜角筋、腸骨筋、内転筋に親指で軽く触れ、体重をかけます。
「痛っっっった〜〜」
少しがまんしてもらいます。すると、足の長さがそろいました。
今度は、腹診です。おヘソの周りを軽く押していき、圧痛、硬結の感覚をチェックします。
どうやら消化器系が、お疲れのようです。
足が冷えており、ふくらはぎから、足の親指にかけての圧痛点に、鍼とお灸。
それから、八風という足指の間にお灸。足の裏の筋膜はがし。
そのあと、ユックリと足の指をもんでいきます。約20分間、丁寧にもんでいくと、
「じぶん(この場合、佐伯)の手が普通の温度に感じるようになった。最初は、熱つう感じとったけど、
ということは、ワシの足が温くなったんじゃな〜〜」
と、気持ちよく帰られました。