すわってモゾモゾ体操(その2)

すわってモゾモゾ体操(その2)

前回、すわってモゾモゾ体操(その1)で、

1)右手のひらを上にして、右手母指球の痛気持ちいい所に、お尻を乗せ体重を掛けます。

2)左手でイスを押し込み体重を右に移動すると、益々右手母指球に体重が掛かります。この時、痛気持ち良さをゆっくり味合うと、いいでしょう。

という体操をご紹介しました。そのバリエーションです。

1)右手のひらを上にして、右手母指球の痛気持ちいいところに、お尻を乗せ体重を掛けます

ここまでは同じ、次が違います。

2)左太ももを右膝に置き、足を組みます。

3)左足親指をゆっくり外側に動かしと、徐々に体重が右に移動します。それと同時に、左手でイスを押し体重移動を助けます。この時、痛気持ち良さをゆっくり味合うといいでしょう。

この体操は、カラダ全身がゆっくりねじれるので、右手母指球にしっかり圧がかかります。

痛すぎる方は、無理しないでください!

すわってモゾモゾ体操(その1)

すわってモゾモゾ体操(その1)

「足は親指、手は小指」という大原則(重心安定の法則)があります。これは、足は親指側に重心を置くと、無理なく安定し、手は小指を使うと、無理なく効率よく動けますという原則。

これは、大相撲に入門した新弟子が、最初に学ぶことです。すり足は親指でしっかり土俵を噛みます。また、鉄砲(柱に両手を押し込む動作)は、脇をしめ小指側に力を込めます。力士はこの原則が身についていないと、相撲が出来ません。

それほど大事な「足は親指、手は小指」なのですが、最近はスマホを親指で操作している若者をよく見かけます。親指を使い過ぎると、肘が外に出て、肩が張って来ます。これが肩コリの原因の一つ。

そんな方々におススメが今日のモゾモゾ体操です。

1)右手のひらを上にして、右手母指球の痛気持ちいい所に、お尻を乗せ体重を掛けます。

2)左手でイスを押し込み体重を右に移動すると、益々右手母指球に体重が掛かります。この時、痛気持ち良さをゆっくりと味合うと、いいでしょう。

たったこれだけですが、右手母指球の刺激に効果的、スマホを使い過ぎて縮んだ右手母指球の「体重ストレッチ」です。右手母指球がゆるむと、右肩も連動して、ゆるんで来ます。

操体法

操体法での治療を希望する40才代の女性患者Aさん。

事務職のため、一日中イスに座りっぱなしです。そのため、肩と背中のコリで悩んでおられます。

「歩くことは、ほとんどない。」

との事です・・・まあ~そんな事は無いにしても、足ウラへの刺激など、全くしたことは無いでしょう。そこで、人工芝の上にゴルフボールより小さな陶器の球体(陶石と呼びます)を置き、その上を歩いてもらいます。歩くこと5分弱で、Aさんのカラダ全身から汗が吹き出しています。

実際、多くの患者さんが、この陶石歩きで汗を相当かきます。これは、交感神経の刺激によるものと思います。

人類が発生し現在に至るまでの歴史の99パーセントは、裸足生活で自然の中、交感神経が盛んに働かないと、獣に襲われて死んでしまいます。

そんな人類史の染み込んだカラダが流す汗は、極めて健全だと思います。

汗を流した後のAさんには、ベッドでゆっくりしてもらいます。足の指1本1本を丁寧に揉みながカラダをゆする操法を15分。これで、Aさんは半覚醒状態になりました。あとは気になるところに私が手を置き、Aさんには最も深い半覚醒状態を味わっていただきます。

「後頭部と首、気持ちよかった~~、足首も!」

と、ご機嫌さんでした。

Aさんには、鍼灸治療をしないで、勝手にカラダが治っていく環境作りをしてみます。

京都出張治療2日目

京都出張治療2日目

鍼が嫌いな60才代の女性患者Aさん。主訴は、肩コリ。

交渉の結果鍼は使わないでの治療となりました。こういう場合は、操体法で治療します。

仰向けになっていただくと、左足の方が2cmも長くなっています。右ききのAさんは、左重心になりやすいため、骨盤が左に傾いているのです。

両足を立て左右に倒し、倒しにくい方から、倒しやすい方へと動いてもらいます。

この時、私はAさんの膝を軽く押さえて、実際には動かない状態を作ります。Aさんは、何となく気持ちがいい程度の力加減で動こうとします。

これが上手くいくと、1回の操法で骨盤は元に戻ります。今回は1回で戻りましたが、やり方を覚えいただくため、2回行いました。

続いて、足指を丁寧に揉む操法。やく15分くらいすると、Aさんは、半覚醒状態になります。これは、カラダが眠り意識はある状態です。この状態になった後は、Aさんの頭側に回り、後頭部をすくう様に持ち軽く指を添える操法。

Aさんは、口をパクパクして半覚醒状態になります。

途中、頭から足の親指に触れる個所を変えます。約30分ほど行って終了。

「首、右が動きやすくなったけど、左はやりずらいわ。」

「そしたら、やりづらい左の方に首をひねってください。私が顔を支えてますから、ゆっくり右の方へひねってみてください・・・・・どうですか?」

「あれっ、左も大丈夫になったわ❣️」

「それにしても、初めての体験だったわ~、生きてるんだか、死んでるんだか・・・・」

と、フワフワしているAさんでした。

最近の日課

人工芝に陶器で出来たボール(陶石と呼ぶことにします)を置き、ゆっくり歩いています。

患者さんにやっていただく時もあります。

本来なら、治療前にやっていただくのがベストですが、痛すぎて、多くの患者さんは片足を軽く置くのに精一杯。

仕方ないので、私の健康法としてやっています。

腰に張りがあるくらいなら、2カ所に足を置いたまま、しばらく立っていると、治ってしまいます。

ただし、土踏まずあたりの痛いところに陶石がないと、意味がありません。

しばらく立っていると、私の場合は、腰あたりが無意識に動き始めます。この動きをもっと大きくしようと思ったら、目をつぶるといいです。私の場合は、フラフラが激しくなり綱渡り状態になります。これは相当効きます。

ゴルフボールと人工芝でも同じ事が出来ると思いますよ~

モゾモゾ体操(その22)

今回は、ベッドの高さと重力をお借りした体操の別バージョンです。

前回のモゾモゾ体操は、「ぞうきん絞り」のイメージで、おへそを中心に下半身と上半身が逆の動きをしましたが、今回は、下半身と上半身が同じ内回りの動きをします。

前回と同様に、ベッドの端(はし)に寄り、右肩を上に横向きになります。次に右足をゆっくりベッドより下に下ろしていきます。

上になっている右腕を、軽くあげ、中指を軸として小指を内側に回していきます。すると、カラダは連動して右下半身が、より下に動き可動域が増えてきます。

呼吸は、以前にお教えした方法で、無理なくやりましょう。

  1. ①自然呼吸②吐きながら(できれば、鼻から)③吐き切ったら、ゆっくり吸いながら→可能な限り息を吸い、息を止めます→一気に吐きます。

モゾモゾ体操(その21)

今回は、ベッドの高さと重力をお借りした体操です。

イメージは「ぞうきん絞り」おへそを中心に下半身と上半身が逆の動きをします。

ベッドの端(はし)に寄り、右肩を上に横向きになります。次に右足をゆっくりベッドより下に下ろしていきます。

上になっている右腕は、後ろに伸ばします。

右足と右腕が一直線になったイメージから、右足は内回し、右腕は中指を軸として、小指側を外回し。

左手は、伸びている右太ももに軽く触れるだけで、十分な介助となっています。

無理せず気持ち良くやりましょう!

モゾモゾ体操(その20)

モゾモゾ体操(その15)のバリエーション(そのV)

前回まで、

「仰向けになり、両膝を立てて足を開きます。左手はお尻の下、右手を立てて中指を軸として小指を外側に回します。」

のバリエーションで、枕をクスノキにし、右足に人工芝を置き右足母趾球に力が籠(こも)るようにして可動域を増やしました。しかし、これが最大可動域ではあリません。

人工芝に、踵(かかと)を置くと、踵(かかと)を支点とし右足母趾球が動くことで、左下半身への連動が大きくなり可動域が増えます。

 

大相撲、ゲストの武井壮さんが凄い

武井壮さんは陸上10種競技の元日本チャンピオン。経歴を見てみると、野球を皮切りに、あらゆるスポーツに精通し、トレーナーとして生活していた時期もあります。「百獣の王」という代名詞が付き、スポーツの垣根を取り払い爆進中、今でも1時間以上トレーニングを欠かさないそうです。

そんな武井さんが、大相撲のゲスト。アナウンサーと解説の北の富士に挟まれながらも、理路整然としかも熱く相撲解説をしてくれました。

いつもは、マイペースで「北海道の広野」を感じさせる北の富士さんが、今回は真剣に考え込む場面もありました。

その1

武井さんは、関脇御嶽海関を相撲の稽古をしたことがあるそうです。その時、御嶽海関が

「押しの基本は、骨盤が開く(後屈)すること」と指導してくれたそうです。運動神経抜群の武井さんが、指導通りにすると、あの重い御嶽海関を押し出すことが出来たそうです。

ぶつかった後、骨盤が開く(後屈)ことで、足から踏み込む力が、上半身に効率よく伝わるそうです。その話を聞いた北の富士さん、

「へえ~~初めて聞いた・・・・私は、突き押し相撲じゃあなかったから・・・御嶽海が教えてくれたの?・・・・へえ~~」

その2

「白鵬関に稽古をつけていただいた時、回しを切る位置が1cm違っても切れないという事も、身を持って知りました。モンゴル相撲の技術が新たに導入され、融合された相撲となっているように感じますし、相撲の歴史が科学的な見地と融合しながら進化しているのも感じます。」

その3

武井壮さんが、

「北の富士さん、今の相撲と昔の相撲の違いはありますか?」

「・・・・・・う~~ん、今は、外国からの力士が増えて来たよね。昔は日本人ばかりで・・・・・外国から国を捨てて来た力士は、ハングリー精神があるよね。昔の日本人力士も、国に錦を飾るという気持ちはあったよね。」

「じゃあ、精神という基本は同じですね。」

等々、相撲の本質をついた話が続きました。これからも、武井壮さんが相撲解説で百獣の王になっていただきたいのです~~

モゾモゾ体操(その20)

モゾモゾ体操(その15)のバリエーション(そのV)

前回は、

「仰向けになり、両膝を立てて足を開きます。左手はお尻の下、右手を立てて中指を軸として小指を外側に回します。」

のバリエーションで、右足に人工芝を置き右足母趾球に力が籠(こも)るようになり、可動域が増えました。しかし、これが最大可動域ではあリません。

枕が、動きに制限をかけています。枕をクスノキの輪切りに代えると、写真のようにもっと可動域が増えます~~

(今回は、写真でお送りします、後日、イラストにします)