
今日は、朝から夜8時まで仕事ができました。ありがたいことです。
1日1食の生活をしているので、昼休みを必要としないのです。12時(正午)が来ると昼食という生活ではないので、連続して患者さんを診ることが出来るのです。
ですが、明日の日曜日は、治療予約無し。
この現実を楽しんでいます

今日は、朝から夜8時まで仕事ができました。ありがたいことです。
1日1食の生活をしているので、昼休みを必要としないのです。12時(正午)が来ると昼食という生活ではないので、連続して患者さんを診ることが出来るのです。
ですが、明日の日曜日は、治療予約無し。
この現実を楽しんでいます

「今日は、問題あり!左肩を上げると痛い。」
普段は、健康管理で週1回来院されている60才代の男性患者Cさん、五十肩ではないようです。肩はスムーズに上がります。ただ、痛みがあるのです。
「そうですか・・・・そしたら、お尻に鍼を刺しましょう。」
「ええ?お尻・・・・」
「そうです。肩の三角筋は、お尻の筋肉と対応していて、お尻の筋肉がゆるむと、肩の三角筋もゆるむんです。」
ということで、お尻に9本置鍼。
「どうですか?」
「・・・・痛くない。」
Cさん、イスに座りパソコンと向き合うことが2~3日続いたようです。それが原因で肩が痛くなったと考えられます。お尻がゆるむと、肩がゆるむってよくあります。
大柄のカラダを絞っている10才代のスポーツ男子A君。腰に痛みを感じて来院されました。以前に比べると15kgも体重が減ったそうです。
「どうやって、そんなに体重を減らせるの?」
「特に何もやっていません。普通に練習してたら減ってきました。」
「練習が厳しんじゃね。」
「はい!」
そんな会話をしながら左右の膝診をすると、腰椎2番~4番に圧痛点がありました。そこで、半年前に見つけた頭の治療点に置鍼4本。
「はい、これで腰どうですか?」
「・・・・痛くないです。」
「もうちょっと、腰をそらして・・・これで、どう?」
「痛くありません。」
「う~ん、そうか・・・じゃあ、いいか。」
ということになり、硬式ボールを床に置いて、
「あのね、仰向けになって肩甲骨あたりの痛いところ・・・探して、あった?そしたら、そこにボールを上手に当てて、痛気持ちいいところを見つけて・・・・どう?気持ちええ?」
「はい、気持ちいいです。」
と、自力自療の方法をお教えして終了。たった4本でしかも基礎治療(背骨を整える治療)で腰痛が無くなるなんて、若いって素晴らしい!

今日は、興居島出張治療。
明日から明後日にかけて台風がやって来そうな気配・・・・ただ、愛媛県は、石鎚山という霊峰があるため、台風の被害が少ないのは確かです。雨はパラつくものの、無風状態。台風接近の雰囲気はまだまだありません。
患者さんがいつの間にか、9人となり本日はそのうちの8人の治療。1人1時間以内で、朝8:00~16:00まで続けての治療となります。
「先生、姉がお灸がええゆうて言うんです。お灸してから、夜よう眠れてトイレで目が覚めんようになった言うんです。ほじゃけん、あんたもやっておもらい・・・って、姉が言うんです。」
「そしたら、今日はお灸だけにしましょか?」
と、本日の治療方針が決まりました。お姉さんは幼い頃からお灸をしてもらい育ったようで、手足にお灸の跡が白くたくさん残っています。ここにも、日本で最もお灸が盛んだった愛媛県が、色濃く反映されています。手作りのモグサの話をしていると、
「先生、そういえばここ(興居島)で、線香を作ってた所があって・・・・お寺の下のお店で売ってましたわ。」
「ええええっ、すごいな・・・」
と、自給自足的昔生活を、思い浮かべ・・・・ふっと私が幼いころ、「四国は、他のところより何でも遅れとるけん・・・・それで、ええんよ!」と思っていたことが頭をよぎりました。凄いぞ四国!興居島!

私が幼いころ、富山の薬売りが年に一回、薬箱の薬を補充しに我が家を訪れていました。この薬とお灸で健康だったのです。祖父や祖母は、近所の指圧が上手な人とお灸をしながら、俳句の話をしていました。
何と、豊かな時間。
先日来院された患者さんで、鍼灸師を目指して勉強されている方が、
「愛媛は、日本で最もお灸の盛んなところで、歯茎にお灸をして、白内障を治した例もあるそうです。」
と、ローカルアルアルな話をしてくださいました。ローカルに残っている治療法こそが、グローバルなことである・・・・と、思えてきそう・・・

本日は、出張治療2件。毎週月曜、金曜日がそれぞれ2件というスケジュールになっています。出張治療の患者さんは、医師の同意書をいただいて保険適用となっています。
鍼灸師という国家資格を持っていると、医師の同意書があれば、保険適応となり、公のお金をいただくことが出来るのですから、本当にありがたいです。
私にとって、公のお金をいただくのは、今回が初めてです。60才代最後の年に初めていただくのです。これからの20年が、勝負の年です、面白いことします!

山元式新頭鍼療法(YNSA)の上腕診に代わる診断方法として、膝診を去年の学会で発表しました。一応これで認められたと思っているのですが、全く浸透していないと思います。四国の松山でたった一人、細々やっているため勝手に一人歩きしているようです。
膝診の良いところは、①解剖学的に筋膜の流れを患者さんに説明出来て、納得していただける。②膝診の診断個所が広く線状に広がっているため、頸椎の1番から仙骨までの状態を把握できる。
①に関して、患者には筋膜の教科書的なテキスト「アナトミートレイン」のスーパフィシャル・バック・ラインのイラストを見ていただき、足底から膝ウラまでの筋膜の流れと、膝ウラから始まり背骨を上って眉毛まで続く流れを理解してもらうと、上体と膝下の筋膜がせめぎ合う所が膝診をしている膝ウラだと認識してもらえます。
つまり、膝ウラがゆるむと、背骨が緩み、背骨から出る自律神経が整うと明確に伝えられることになります。
②に関しては、背骨の投影が膝ウラにあるため、新たな治療点の発見に役立ちます。
①に関しては、山元敏勝先生が分かっておられたので、膝診の代わりに上腕診を提言されたのだろうと私は、解釈しています。
女子高校生Aさん、スポーツ合宿で右腰痛発症。2週間ほど前にも、腰痛で来院し、2回の治療で良くなりました。猛暑の中、集中して運動すると腰に負担がかかるのでしょう。
前回の治療では、1本1本の鍼に反応が良かったので、基礎治療だけでよくなると予想しました。すると、やはり5本の置鍼で、
「これで、どうですか?」
「・・・・痛くないです。」
「えっっっっ?ウソ!」(と、同席のお母さん)
「う~~ん、そうか・・・・でも、ちょっと寂しいので、もう1本だけ打たせくれる?」
と、おねだりしてしまいました。右耳のウラに置鍼。
「これで、どうですか?」
「・・・・もっと、軽くなったです。」
というわけで、治療終了となりました。その後は、雑談。それにしても、若いって素晴らしい!

ブローカ失語症点という治療点が、側頭部に存在します。その前に、ブローカ失語症をインターネットからコピペすると、
『ブローカ失語症(運動性失語):相手に言われた言葉に対する理解や概念化は良好だが、自身の口から出す言葉や単語、もしくは自身で書く文字の内容が障害された状態
ブローカ失語をわかりやすく例えれば、「言われたことは理解できるが、言い返す言葉がうまく表現できない」状態です。』
となります。このブローカ失語症の治療点に置鍼すると、60才代男性患者Aさん、
「ザジズゼゾ・・・・あれ?言える!・・・・これ、中々言えなかったのに・・・」
鍼を刺した私が、驚くほど普通に喋っています。この治療点を発見された山元敏勝先生には、ただただ尊敬するばかりです。

今日は水曜日。いつものように興居島(ごごしま)に来ています。徐々に患者さんが増えて、合計9名になりました。由良地区に限定して歩ける範囲で治療しています。また、「あじさいの杜鍼灸院」での治療と少し違った治療法になりつつあるのに気づきます。
「土俵」が逆。患者さんの自宅で、相撲を取っているので、患者さんの意向を最大限活かし、ポイントを掴(つか)んで効率よく治療しなくてはなりません。本当に良い勉強になります。この体験は、「あじさいの杜鍼灸院」で生かされると思います。
話が、全く違って「仙骨」について・・・・ある患者さんに「仙骨」の説明をしている時のこと。
「仙骨は、元々仙椎だったんです。それが、18才から徐々にくっつき始め、34才で仙骨になるんです。」
と、話した途端、理由が分かりました。理由は、出産。出産時、仙骨に可動域があると楽な出産になりますが、それが無くなると、出産が困難になる。自然の摂理は凄い!と改めて思いしったのです。