「4月に(治療を)してもろてからは、調子ええんよ。今回は息子、腰が痛いゆうんで診てやってや!」
と、親子で来院されました。治療室は、元々待合室だった所。服を着て、イスに座ったままで治療できる山元式新頭鍼療法(YNSA)に変更しため、ベッドが必要なくなり、自然と待合室が治療室となったのです。20才代男性患者Cさんは、治療用の籐回転座イスに座り、お父様は待合室の長イスに座って治療の様子を見学するという格好になりました。
「鍼とかお灸とか、初めてですか?」
「はい、初めてです。」
「そうしたら・・・怖いですか?」
「はい」
「そうですよね・・・しかも、頭に鍼さすんじゃけんね~」
などと話ながら始めました。頸椎から胸椎、腰椎、仙骨にかけての背骨を、頭への置鍼で整えます。5本置鍼して、
「これで、腰どうなっています?」
「・・・・・・あれ?痛くない・・・・・」
と、振り向いて父親を見つめるCさん。様々な動きを試して、少し痛みを感じたようです。そこで、Kソマトトープの腰部(後頭部)に1本置鍼。
「これで、どうですか?」
「・・・・・・痛くない・・・・全然痛くない。」
「これで、いいか・・・・OKグーグル、タイマー30分お願いします・・・・お灸したことあります?」
「いいえ、ありません。」
「そしたら、やってみようか?」
と、お灸の体験をして、終了となりました。若いと治りが早いのです!