ボサノバの曲に合わせて

夜行バスは、京都駅に午前7時20分着でした。

駅ビル地下の喫茶店から、「荷物一時預り所」を眺めています。何の風情もありません。

ただ、分厚いガラス越しに見える人々の歩く姿と、エスカレーターの立ち姿が、店内のボサノバ調の曲に合わせて、心地よく目に入ってきます。

「心地よい?」・・・・パッと見は、心地いいのですが・・・じっくり、歩き姿と立ち姿を見てみると・・・美しくない。

肩が前にのめり込んだ猫背、骨盤が歪み左右に揺れながらの歩行、極端なガニ股歩き、重いショルダーバッグを肩に引っ掛けた引きずり歩き等々・・・・

手ぶらで歩いている人は、ほとんどいません。という事は、持ち方が大切となります。

バッグを前腕に掛け肘を曲げて歩く女性が、多いです。これは、腕橈骨筋という筋肉を使いっぱなしになるため、肩が凝ってくるでしょう。

ショルダーバッグは、明らかに骨盤からの歪みを作ります。

比較的美しく歩いているのは、リュックサック(今は、こんな言葉ないのかな?)を背負って、手ぶらで歩いている方。

リュックサックを持ってない方は、荷物を二つに分け左右均等にして、小指側で引っ掛けるよう持って歩けばいいのです。「足は親指、手は小指」という重心安定の法則に沿った歩きをすれば、いいだけです。

ショルダーバッグを使っている方、バランスを考えて、「左に掛けたら、次は右」くらいは、してみましょう。

バッグを前腕に引っ掛け肘を曲げている女性、バッグの持ち手を短くして、小指側で持ちましょう。これだけで、肩が伸びて気持ちいいです。

治療院でカラダの歪みを取っても、日常生活で歪みを作れば、元も子もないのです。やはり、自己責任です。

さて、耳ウラのパイオネックス(円皮鍼)、効果大です。毎日やってみます。

御本堂で治療

京都大徳寺 の塔頭で治療。

こちらでの治療は、10数年続いています。いつもは、茶室で行うのですが、天気が良く

本堂の広間の方が、気持ちいいので、今回はここになりました・・・随分、贅沢です!

ここに描かれている襖絵は、狩野派の絵師のものではないそうです。

隣の間には、晩年の狩野探幽が描いた襖絵があるのに・・・

江戸時代(まあ~、漠然としてますね~~)とある書家が、この部屋で生活していたそうです。

ある時、和尚さんがこの部屋を覗(のぞ)きに入ったところ、襖は墨が飛び交い真っ黒に!

怒った和尚さんは、その書家を追い出し、新たに襖絵を描かせたそうです。

そのため、狩野派の絵師以外の作品となったとさ(*^ω^*)