ムード歌謡

 

 

毎週1回、ムード歌謡のYouTubeをかける日があります。患者さんが私と同じ世代なので、昔話をしながら当時を振り返っているのです。これは、後ろ向きなイメージがあるのですが・・・・・ちょっと違うようです。より創造的で治療的効果があるようなのです。その記事の一部をコピペします。

『昔を懐かしむことは、実際に認知症の医療現場に「回想法」として取り入れられています。 回想法とは、 昔を思い出させる写真や音楽、食べ物などを用い、それを見たり聞いたりした認知症の高齢者が回想をすると同時に、医師や看護師らがそれを受け入れることで、認知症の高齢者の心理的な安定や生きがいの創造をサポートする方法です。

現在では、認知症を発症した人だけでなく、軽度認知症患者に行われたり、うつ病患者や終末期医療の現場などでも応用されています。また、回想法の応用として、同年代の仲間たちが集まって昔のことを語ることで、脳を活性化して認知症のリスク低減に役立てるという試みもあります。

実際、さまざまな研究から、昔を懐かしむことで脳の健康を維持し、認知症の進行を抑える効果があることがわかっています。

過去を振り返ることは、後ろ向きの行為どころか、むしろ未来の自分のプランニングに関連していることが、解剖学的にも明らかになっています。というのも、過去を振り返るときに使われる脳内のネットワークと、未来のプランニングをしているときに使われる脳内のネットワークは、かなり重複しているということがわかってきたのです。

具体的にいうと、過去の記憶を詳しく思い出そうとしているときには、脳のなかでも前頭葉、側頭葉領域、後部帯状回などの領域がよく働きます。こうした領域は、未来に起きるであろう出来事や将来の自分の姿を想像するときに働く領域と共通しているのです。』

とあるのです。昔を回想する同世代の患者さんが、当時の記憶を生き生きとリアルに表現してくれるのは、今に活かせると何処かで感じているからなのでしょう。

地下足袋

私の尊敬する大野朝行先生の「カタカムナの姿勢と動き」BAB JAPAN出版の一節に

『踵(きびす)と言う文字にも示されているように、重さはしっかりと踵(かかと)に掛けることがマノスベになるのです。』

マノスベとは、体で感受して、それに従った姿勢、動きのことです。

確かに、カラダの重さを掛けるところは踵(かかと、きびす)であると、漢字で示されているのです。これが二足歩行を余儀なくするようになった人間が、長年の経験から体得したキーワードなのです。私個人としては、長年の間、体重は母指球に掛けると学んでいたことが、音を立てて崩れていく一節でありましたが、納得できる一節でもあったのです。

180度、急回転することを、「踵を返す」といい、母指球を返すとはいいません。これは、踵が素早く無理なく回転できることを知っての言葉なのです。男性が立ち小便する時、踵重心になって副交感神経が優位になる姿勢を自然に作ります。これは、一つに一番油断した体勢のため、万が一敵が斬りつけて来た時、とっさに「踵を返す」ことができる姿勢を作っているとも考えられます。

着物を着てワラジ、下駄を履いていた日本人は、つま先を上げた踵重心の頭が上下することのない自然な姿勢で歩いていました。大腰筋という大きな筋肉を使い、無駄な動きのない効率の良い歩き方をしていたのです。

ところが、ズボンや靴を履く時代に日本もなってしまい、いつのまにか踵重心を忘れてしまった日本人・・・せめてもの抵抗として、私は地下足袋を履いて外出しています。

 

ご縁

(YouTube に使用した絵)

 

昨日は、私の69回目の誕生日。男性の患者さんと話していると、誕生日にいきつきました。

「えっっ、今日ですか?・・・・・孫が、今日2才の誕生日なんです。」

「ありゃ~、これは縁がありますね!」

というお縁、これからいい事が起こりそうです。そして、YouTubeも制作再開となりました。これからの1年が最後の60才代。悔いなくやってみようと思います。先日、リモートで参加した第11回YNSA全国大会の山本竜隆先生の基調講演「リトリート」→心身をリセットする行為、場所には、感銘を受けました。私の実家は東温市の山奥の神社です。神社そのものがリトリート。私がもっと治療の腕を上げて、実家周辺でリトリート出来るような場作りをしたいものです。これから、これから!

誕生日

 

今日は、私の69回目の誕生日。男性の患者さんと話していると、誕生日にいきつきました。

「えっっ、今日ですか?・・・・・孫が、今日2才の誕生日なんです。」

「ありゃ~、これは縁がありますね!」

という縁、これからいい事が起こりそうです。

医の中のカワズ

先日基調講演をされた山本竜隆先生の先生、アンドルー・ワイル氏の本「癒す心、治る力」は、現代医学の間違いをしっかりと諭す本です。ワイル氏は、世界各地をさまよい、治療の本質を突き詰めようとされています。その行動力、分析力は傑出しています。その中の一節を記載します。

『 ハーバード大学医学校時代、わたしたち学生にヒポクラテスのその言葉「まず、傷つけることなかれ」「自然治癒力を崇めよ」の真の意味を教えてくれた教師は1人もいなかったし、現在でも、医学校でそれを教える教師はほとんどいない。それこそが、現代医学の唯一最大の思想的欠陥である、とわたしにはは思われる。その欠陥は、はかり知れないほど大きな損失を招いている。なぜなら、だれもがかかりがちな多くの病気の、費用に対する効果の効率が最も良い解決法をみつけることができないのは、その結果のゆえだからである。』

『私のオフィスに来る、まあまあ健康、もしくはなんとなく具合が悪いという患者は、自分自身の健康に責任を持とうとする動機がきわめて高い。動機づけが高い患者とは話していてもこちらが楽しくなる。彼らは情報を欲しがり、それが得られると実行に移す。一般に、知的で教育程度も高いという、代替療法家をたずねる人たちにかんする国内外の調査結果と一致するタイプの人たちである。そのタイプには、現代医学による医療の結果、身体的、感情的、経済的に苦しんだ経験を持っている人が多い。その人たちがよく訴える不満はつぎのようなものである。

「医師は話を聞いてくれないし、質問にもちゃんと答えてくれない」

「医者はくすりをくれるだけだ。もうくすりは飲みたくない」

「これ以上できることはない、いわれた」

「悪くなる一方だといわれた」

「病気と共存するしかない、といわれた」

「あと半年のいのちといわれた」

とくに後半の四つのことば、はきわめて不穩当だと思われる。そこに人間の治る力にたいする深いペシミズムが反映されているからだ。最悪の場合、医師のこうした態度は、医療の「呪い」ともいうべき力を発揮することになる。恥知らずというほかない。』

考えさせられます。

山本竜隆先生の基調講演

先日の第11回YNSA 全国大会の基調講演が素晴らしかった(もちろん、発表された諸先生方の内容も素晴らしいものでした)。その基調講演をされたのが、山本竜隆先生です。

山本竜隆氏プロフィール

医師。医学博士。1966年生まれ。聖マリアンナ医科大学卒業、昭和大学大学院医学研究科修了。米国アリゾナ大学医学部統合医療プログラムAssociate Fellowをアジア人で初めて修了。現在は富士山麓に朝霞高原診療所を開設して、地域医療に当たるとともに、滞在型リトリート施設「日月倶楽部」「富士山静養園」を運営。昭和大学医学部客員教授、日本ホリスティック医学協会理事、日本リラクゼーション業協会顧問医師なども努める。

山本先生は、今年10月30日に「日本人のための新疎開のすすめ リトリート」という本を出版されました。現在の医療システムから離れて、自然の中で地域の文化、人々と共に自給自足ができるようなシステムを構築し、あらゆる療法を含めた統合医療を展開しようという提案です。ヨーロッパでは、その動きが進み、若手の医師が過疎の村を奪い合う程の勢いだそうです。日本では、いまだにコンクリートで作られた病院で、薬に頼った治療が行われていますが、柔軟な発想の医師が生まれて来ることを期待しています。

ワイワイ

毎週木曜日、音楽バンドのメンバーが集まって練習をします。12月22日のコンサートに向けて、クリスマスソング、オリジナルソングや新たな挑戦として、イヴモンタンで有名な「枯葉」などの曲をワイワイ楽しく演奏しています。

その後は、近くにある「河庄」という料理屋で飲み会となります。この「河庄」では、新鮮な魚料理を安く、美味しく、たっぷり食べることが出来ます。酒好きの私とカッパちゃんは、決まって「得々セット」を注文します。これは、生ビール大ジョッキ3杯、煮魚(鯛の頭)、エビや野菜の天ぷら、揚げ豆腐、プラス2皿で2400円!今日は、昼に蕎麦を食べたので、普段1日1食の私の胃には、入りきれませんでした。

そこでの会話は、博識のカッパちゃんが中心となって、政治、経済、文化のあらゆる分野にまたがってワイワイ。ありがたい時間です。ワイワイ万歳❣️

1日1食の生活をし始めて、1年くらいは経ったと思います。おかげで8kgくらい体重が減って、ヨガ行者のような体型になってきました。この体型での動きはいたって軽いのです。先日の「のボール野球」でも無理のない動きが出来たように思います。さて、今年は柿が豊作なのでしょうか?患者さんから美味しい柿を沢山いただいています。1日1食でも、果物だけは時々食べることは、あったのですが、こんなに沢山の柿が一度に手に入ると、ついつい食べてしまいます。

夕方になって空腹感がないのは、私にとって普通ではありません。気持ちが悪くなります。食べ過ぎはよくないのが分かります。

今年は、熊が里に下りて来て人を襲う出来事が各地で起こっています。私が京都の山奥の美山町に住んでいるころ、熊に直接出会うことはありませでしたが、熊の目撃情報は頻回にありました。ある日、朝起きて庭の柿の木を見た時です。

「・・・・うん?今まであんなにあった柿がない!・・・どしたん?」

よくよく柿の木を見ると、引っ掻きキズが目のやや上にあります。熊が上った跡です。そして、横に小屋があり、その板間には、

「あれ?足跡🐾が・・・・しかも、親子の足跡!」

一夜にして鈴鳴りの柿を、親子熊に食べられました。冬眠前の熊は、食い溜めをするようです。熊との遭遇がなかっただけでも、幸いと思うようにしたのを覚えています。

その昔、里山には、屋根の葺き替え用の茅場があり、そこが明るいので熊や鹿は里山に下りてくることはなかったのですが、茅場に杉の植林をしたため、熊が身を隠す場所になってしまいました。

また、杉が多くなった山には、ドングリが無くなり、益々熊が里山に下りて来ている・・・何とかならないのかな・・・

のボール野球交流戦

ベースボールを野球と訳したのは・・・・正岡子規では、ありません。中馬庚(かなえ)氏です。中馬氏が校長として務めたのが徳島県の脇町高校。この脇町高校とは、日本野球の原型「のボール野球」の交流戦を1年に1度行っています。今日がその日でした。

私は、キャッチャーとセカンドの守備で出ずっぱり。さすがに疲れました。ゲッツーを2回取ったのですが、見事なトンネルエラーをしてしまいました(その後、ゲッツーを取る自作自演)。

バッテイングは、さっぱり・・・・ボテボテのゴロ2本。それでも、打撃のいい我がチームが2対1で勝ちました。来年は、脇町チームを母校に招いての試合となります。今度こそ、1本ヒットを打ちます。

ヨッシャーありがとう❣️

昨日は、あじさいクラブのメンバー6名が当鍼灸院に集まり、音楽練習をしました。何と、イヴモンタンの歌で有名な「枯葉」をフランス語で歌い(カッパちゃんが)、演奏するのです。ところが、ベースギターの私、全く歌についていけず、ベースを刻むことが出来ません。

それまでは、譜面の歌詞が英語なので、ついていけないと思っていたのですが、カッパちゃんがフランス語に訳した譜面を作ってくれ、それを貼り付けて・・・・・も、弾けません。嘆いていると、リーダーのヨッシャーが、リードギターの手を休めて、私の譜面に付き合ってくれました。

ヨッシャーが、私の演奏している個所を指でなっぞってくれと・・・・・あら不思議?スムーズに演奏できるではありませか!しかも、私の間違っていた個所が、判明出来たのです。それからは、まあまあ普通に近い演奏が出来るようになりました。あとは、私が練習するだけです。ヨッシャー、本当にありがとうございました😊😭

写真は、初心者🔰の私が、皆んなについていくための苦肉の策、色塗り譜面です。これだと色を見て指がスムーズに運べるのです!