山本竜隆先生の基調講演

先日の第11回YNSA 全国大会の基調講演が素晴らしかった(もちろん、発表された諸先生方の内容も素晴らしいものでした)。その基調講演をされたのが、山本竜隆先生です。

山本竜隆氏プロフィール

医師。医学博士。1966年生まれ。聖マリアンナ医科大学卒業、昭和大学大学院医学研究科修了。米国アリゾナ大学医学部統合医療プログラムAssociate Fellowをアジア人で初めて修了。現在は富士山麓に朝霞高原診療所を開設して、地域医療に当たるとともに、滞在型リトリート施設「日月倶楽部」「富士山静養園」を運営。昭和大学医学部客員教授、日本ホリスティック医学協会理事、日本リラクゼーション業協会顧問医師なども努める。

山本先生は、今年10月30日に「日本人のための新疎開のすすめ リトリート」という本を出版されました。現在の医療システムから離れて、自然の中で地域の文化、人々と共に自給自足ができるようなシステムを構築し、あらゆる療法を含めた統合医療を展開しようという提案です。ヨーロッパでは、その動きが進み、若手の医師が過疎の村を奪い合う程の勢いだそうです。日本では、いまだにコンクリートで作られた病院で、薬に頼った治療が行われていますが、柔軟な発想の医師が生まれて来ることを期待しています。