積み木療法続報

積み木療法続報

60才代の女性Bさん。2ヶ月ほど前、右O脚をややX脚にする手術を受け、先日来院。

右脛骨を切り、脛骨の角度を変える手術。

私は、整形手術に関する知識を持ち合わせていないので、これ以上のことは発言出来ませんが、手術そのものが大怪我です。

カラダのあちこちが反応します。2ヶ月経っても右脚は、やや紫色(特に、冷え込む時)。そして、右股関節に痛みがあります。

私の施術では、腹診を最初にします。

おへその周辺の圧痛点を見つけ、経絡の流れの滞りを探ります。Bさんは、肺経と腎経に滞りを感じるため、二の腕の下へクスノキの瘤(こぶ)を置き、気持ちいいポジションを取ってもらいます。

次に、親指と人差し指が伸びるようにクスノキの瘤を持っていただきます。

すると、肺経に相当するお腹の部分が、緩んでいます。

同様に腎経も緩みました。どうやら、クスノキパワーは本物のようです。Bさんの施術は冷えた足にお灸をたくさんすえて、終了。とにかく、大怪我のあとですから、無理せず徐々に回復をまちます。

半信半疑で始めた積み木療法。

改めて、自分自身に行ってみます。仰向けになって、腹診。脾経が滞っているので、クスノキの瘤の上にふくらはぎを置いて、ゆっくりします。

すると、ゲップが出る、出る・・・・やはり、お腹が緩みます。どうやら、私の治療に、木火土金水の東洋医学の素朴な形が見えてきました。次回、説明いたします。