関東鍼灸専門学校での研修中に、K先生が、こんなことを教えてくれました。
「版画家の棟方志功さんが、料亭で倒れた時、女将がビール瓶を割って、志功さんの後頭部に薄く傷をつけ、瀉血して生命を救ったんです。どうも、女将が育った所では、それが当たり前で、その地域の人には、後頭部に傷跡がある人が多いそうです。」
その話を思い出しながら、「刺絡鍼法マニュアル」を読んでいると、頭頂部、乳突部(後頭部の横)、前頭部などに、脳卒中、脳充血に効くとあります。
また、別の先生のお父様が倒れられた時、「頭部の瀉血」で後遺症が出なかったとおっしゃっていました。しっかり学びます!