私と同い年で誕生日も近い女性患者Aさん。フォークソングを聴きながらの治療です。
7か月前に来院された時は、左脛骨(膝下の大きな骨)にクサビ型の切り込みを入れ、O脚をX脚にするという手術の2か月後。
当時は、左脚をかばうため、右脚が痛くて車の運転が大変でした。
ところが、今では、普通に歩けるため、体調管理を兼ねて週に1回くらいのペースで来られています。
「今から考えたら、足の痛いのがよう治ったと、つくづく思うわい。」
同世代のため、全くの日常会話です。
「足ウラの鍼は、即効性があるというより2~3日したら、あれ?・・・足が軽いんじゃけど・・・と思ったりすらい。」
「へ~~、そうなんじゃ。」
「あれ?、この歌だれじゃった?」
「・・・え~とな~、吉田拓郎じゃ・・・歌ってよ夕日の歌をじゃ。」
「こんなに、声若かったんじゃね~~」
「先生、こんなにおばあさんになっても、気分は青春じゃね。これが、80才になっても続くんじゃろか?」
「そうじゃね~~、人は、自分の顔が見えんけん、若い人と一緒にいたらいつまでも若いわい。」
「そしたら、先生、若い人がええ迷惑じゃわい、ふっふ・・・」
などと、フォークソングでそれぞれの青春を思い出しながら、気持ちよく治療ができました。