“耳ウラと仙腸関節は、ちょっと似てる”
50才代男性Aさん、3日前にギックリ腰となり、その日のうちに来院されました。仙腸関節に痛みが残っていますが、かなり良くなり、本日再び来院。
「やっぱり、ここの一点に痛みが残っています。」
左仙腸関節を指さしながら、教えてくれました。普段なら山元式新頭鍼療法(YNSA)で、頭に置鍼をするのですが、天城流湯治法で治療を始めます。
左外踝(くるぶし)より上にある腓骨筋の圧痛点に鍼刺し。丁寧に圧痛点を探して何ヶ所も刺していきます。
「これで、腰はどうですか?」
「だいぶ軽くはなっていますが、まだ残っています。」
ギックリ腰の場合、どの様な体勢が楽なのか・・・これが一番大切です。横向きで寝ると痛みを感じないそうです。そこで、左肩を上にして横向きになってもらいました。もうこの体勢からは、山元式新頭鍼療法(YNSA)の耳のウラに置鍼しかありません。しっかり5本刺して、起き上がってもらいます。
「腰は、どうですか?」
「あれっ?・・・全く痛くない。」
やはり、山元式新頭鍼療法(YNSA)の効果は凄いです。
耳ウラと仙腸関節が、なぜ?・・・・と思う方が多い事でしょう。
そこで、全く勝手な解釈をいたします。
写真の頭蓋骨と下顎骨と頸椎が接するところに耳ウラがあります。もう一つの写真では、仙骨と、寛骨(腸骨+坐骨+恥骨)と腰椎が接するところに仙腸関節があります。
頭骸骨⇄仙骨
下顎骨⇄寛骨(腸骨+坐骨+恥骨)
頚椎⇄腰椎
強引に仙骨を頭骸骨だと見て、小さな頭の大きな大きな下顎(寛骨)をした逆さ人間・・・・なんとなくつながって来ませんか?
そう考えると、顎関節が硬い人は、腰痛で悩みそうです・・・・おしまい。