中学3年生女子患者Bちゃん。喘息(ぜんそく)のため、深呼吸ができません。2週間前の治療直後は、深呼吸ができるようになったのですが、翌日には元に戻ったそうです。それでも、少しづつ良くなっています。
まず、合谷診(人差し指と親指の間の触診)から始めます。明らかに左手に痛みがあります。そのため、治療は左側から行います。次に、上腕診(肘内側の横紋周辺の触診)で左胸椎、左腰椎、左脳幹に対応する個所に圧痛点がありました。それぞれに対応する治療点に置鍼すると、圧痛点はなくなりました。これで基礎治療が終了、自律神経が整いました。
「Bちゃん、深呼吸してみて・・・どう?」
「・・・・大丈夫です。」
「Bちゃん、このポスターを見て・・・Eって、眉毛の上にあるじゃろ・・・これが、胸椎なんよ。
胸椎には、肺があるじゃろ・・・ここに鍼刺したから、深呼吸出来たんよ・・・あとで、ここにパイオネックスを貼るけん、自分で刺激してね。」
「はい!」
続いて、首診で12内臓点を診断します。これは、首にある12の診断点を押圧して、圧痛点を調べ12脳神経の治療点に置鍼し、首の圧痛点取っていきます。をその結果が、下記の通りです。
左:胆(0)、心(0)、肺(1)
右:腎(1)、小腸(1)
下記の( )内の数字は、圧痛点がなくなった置鍼の数です。(0)は、他の置鍼の影響で圧痛点がなくなったことを示します。今回は6本の置鍼で終了。
徐々にBちゃん良くなって来ています!